“ラ・リスト”2024年版の表彰式@外務省。年に一度の外務省詣。
今年は一位が5軒で、「鮨さいとう」がその一角。あのうっとりするおいしさ、当然の評価。一度しか体験したことない素晴らしい店。また行けるといいなぁ。
今夜、一番嬉しいのは、”名誉賞”にベルナール・パコが輝いたこと。96年、初めて「ランブロワジー」に行って以来、パパパコの料理にただただ感動してる。
今宵は、マダム・ダニエル、マチュー、アレクシアと、ファミリー勢揃い。おめでとう、パパパコ&ご家族&ランブロワジーの皆さん。
表彰台には、パコファミリーに加え、「ランブロワジー」を支える&支えてきたスタッフ勢揃い。昔魚部門を仕切っていた堀越さんや、この名門をパパパコから引き継ぐことが決まったばかりの吉富力良くんも壇上に。
思えば、「ランブロワジー」を共に作り上げたのは「ラ・コート・ドール」の斉須シェフ、中期の片腕だったのは堀越さん、そしてその後、大きな信頼を得たのは力良くん。この名門中の名門店の魅力の後ろに、常に素晴らしい日本人シェフがいた、という事実に改めて感動しながら、拍手を送る。
パパパコとマダム・ダニエルは、日本の”ラ・リスト”発表に合わせてこの秋、久々に日本に行ってた。
”最高だったよ〜。マサオ(斉須シェフ)にも会えたし!壇上で、二人とも涙ぐんじゃったよ”とパパパコ。”オーガニゼーション完璧だったし、全てが美味しくて!京都素敵だったわ〜。帰りの新幹線&飛行機に乗り遅れそうで大変だったのよ”とマダム・ダニエル。
楽しく思い出深い日本滞在だったようでよかったよかった。
パパパコとおしゃべりしてたら、素敵な老婦人がやってきて、パパパコが大喜びでビズー。”メール・ブラジエールのお孫さん”って、紹介してくれる。ひゃ〜〜〜、パパパコの師匠だった伝説のメール・ブラジエールのお孫さん⁉︎
”ベルナールが子供の頃から彼のこと知ってるのよ”と、お孫さん。パパパコのスタッフがサービスするフォアグラ&カブを食べながら、”悪くないわね、ちょっと複雑すぎるけど”とおっしゃる。こちらは、料理界の伝説の末裔とのおしゃべりに気を取られ、せっかくの「ランブロワジー」料理なのに、集中して味わえない。
パパパコが引退する前に、もう一度行きたいな。最も、引退とは名ばかりで、結局ずっと力良シェフの横で仕切ってそうだけれど(笑)。
大好きシェフたちにお祝い伝えたり近況交わす、素敵に楽しいソワレ。
受賞した皆さん、おめでとうございます!
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年11月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。