X(ツイッター)とThreadsとBlueskyの比較と使い分け

ほとんど同じUIの3つのSNSが出そろう


X(ツイッター)と、昨年夏にスタートしたThreads、そして招待制がなくなって本格運用に入ったBlueskyと、ほとんど同じインターフェイスのテキストのスレッド型SNSが出そろいました。本日はざっくりとこの3種の現在のところの特徴と使い分けについて個人的意見を述べたいと思います。本文中ではXと言わずTwitterと言い表します。ごめんなさい。(2024年2月現在)

ネトウヨの温床。銭ゲバがウザいTwitter

XとなったTwitterですが、イーロン・マスクのやり方は、いいようにいうと「新機能がどんどん搭載される」、悪いように言うと「後先考えずに思いつきでやる」といえます。アクティブユーザー数は非上場なのでいったもん勝ちですが、2億4,500万人(2023年9月「Code 2023」時点)で、1年間で約5.6%減。

こんな高額サービスも始めましたがいままで見たことがありません。どんなアカウントが使っているのか見つけたら教えてください。

違いがまったくわからない料金プラン。景表法違反だと思います。

さて、Twitterの特徴ですがざっくりいうと

・ツイートが多くの人に見られるとお金がもらえる

わたしの旧アカウントは凍結されて10ヶ月でやっとフォロワー数1万人弱まで戻りましたがこの程度です。

月に3000円くらいですから、炎上しやすい10万人フォロワーなら3〜5万円くらいになってるはずです。1万人のフォロワーを持つアカウントは全体の2%ほどといわれており、10万人になると0.1%くらいではないかと思われますので、決して儲かるわけじゃございません。

しかし、インフルエンサーの投稿にはこのようなイミフの外国人のリプが大量に着きます。

全員が月会費を払ってブルーバッジを付けています。つまり、自分のツイートを他人に見せて金を稼ごうとしている乞食集団です。差別用語すみません。人間では無くbotがやっているものと思われますが、カネカネ乞食が群がることを想像できなかったのか。そして手の打ちようがないまま、いまもうじゃうじゃいます。

もうひとつがお金撒き詐欺。「お金配り」でうじゃうじゃでてきますが、ほとんど同じ文面。口座番号や個人情報を抜いて販売している業者です。これも野放しのまま。Twitterは20代が多いのでひっかかる人も多いはず。

それと最近、マジでウンザリするのが「プロフ見て」のバカスパム。フィルターのNGWordを回避すべくどんどん語句を変えているがこれも詐欺。大量にリプしてくるのでいちいちブロックが大変。

たしかイーロン・マスクはTwitterにはbotが多すぎると言っていたのではなかったのか。新規垢を作る時に電話番号を必須にするはずが2022年のはじめに導入したら不評でまたフルーメールでもよくなってなにもかわってません。これがカネカネ乞食が止まらない根源だと思います。

・ネトウヨが強く、パヨクは袋だたきに遭う傾向

日本のTwitterのもうひとつの特徴が、よくいえば保守的、悪く言うとネトウヨがたくさんいて、意見が右寄りに振れられやすいということです。参政党見ればわかりますが狂的な反ワクチンはネトウヨと親和性が高いため、Twitter上には多く見受けられます。

Instagramからの女性が多い故のトンデモ、ヴィーガン花盛りのThreads

私のアカウントです

鳴り物入りでスタートしたThreads。Instagramのアカウントがないと開設できないため、若めから50代くらいまでの女性が多いです。ところがスタートして1ヶ月もすると閑古鳥が鳴きはじめ、翻訳機能が付いてもその衰え降りは止まらず、静かで荒れないけどコメントも付かないSNSになっておりました。

ところが2023年の年末、明確にアルゴリズムの変化がありました。データもないし公式も発表していないのですが、ひとことでいうと「コメントが付きやすいポストをおすすめに挙げてくる」ということでしょうか。オススメに上がると猛烈にいいねやコメントが付きます。わたしも約1週間でフォロワー数が4000になり、Twitterが10ヶ月かかって1万人弱ですから、そのペースより早い。

しかしこのアルゴリズムの変化ではろくでもないオマケも付きました。Instagramのアカウントと結びついているので仕事や家族の写真が相手に分かった上での「罵倒」「上目線での説教」などが多発したわけです。私が見る限り、テキストで討論するTwitterなどを経ずに、いきなりInstagramからやってきた「SNSの距離感が分からないおっさん」が多いように見えました。怖いからThreadsはもうやめますと宣言している女子も多く見受けられましたが、2月には修正されて年末のようなお祭はなくなりましたが、それでもわたしみたいな上目線おっさんが問題のようです。w

・Twitterと比較してパヨクさんが多い

自民党の裏金は税金だと思っている。いままで自民党政権以外の政権はなかったと思っている。左翼政党の支持率が低いのは操作されているからだ、などこちらは主に無知から来るパヨクさんが多いのが特徴です。専業主婦っぽいかたとか、自然食品GOGOのかたも多く、トンデモを振り回す釣り師に引っかかっているのがよく見受けられます。ただしTwitterのネトウヨさんと違って比較的素直で純朴な人も多い。

Twitterでヴィーガンが登場しようものなら火だるま確実でコミュニティノートも必ず付くでしょうが、平和なThreadsではそういうこともなくて私みたいな人がちょっとからかうコメント付けたりする程度で終わります。

始まったばかりだけど機能が一番進んでいるBluesky


元のTwitterに似ているのは当たり前。イーロン・マスクに追い出されたTwitterの創業者が立ち上げたんですからあたりまえですよね。興味のないものが並ばないように自分の興味を登録してフィード設定ができます。営利団体ではなくあくまで非営利でやるそうなのでどうやって維持費を稼ぐのかが謎ですが、非常に良くできているのではと思いました。むしろTwitterで長年使ったソースコードではなくて新しく書いたとすると凄い開発速度でノウハウもかなりあるからできた感じです。。


↑私のアカウント
TwitterのまんまのUIですが、Twitterよりプライバシーやセキュリティ機能が重視し、検索回避やログインしていない人に自分の投稿を見せない設定もできます。スパム対策もかなりできます。翻訳も保存もできます。Threadsよりよほど進んでいる。こんな感じ。

しかしながらまだ参加者が少ない。テスト版では招待がないと入れなかったので外国人ばかりです。日本人ではイラストレーターが多いみたいですが、新聞社はまだ中日新聞のみ。ww わたしもこれからとのSNSがどうなるかはわからないので様子見ですが、はっきりいって

ThreadsがBlueskyだったらよかったのに!!!

と思うばかりです。

はっきりいって同じようなのは3つも要らないのでいずれひとつかふたつは淘汰されるでしょう。私の個人的な予想ではイーロン・マスクの虫の居所が悪くて突然Twitterもうやめる!になる可能性が一番高いような気がしております。

私が毎朝飲んでるクノールのプロテインスープ。これはマジ良いからお子様にもぜひ勧めたいです。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年2月15日の記事より転載させていただきました。