予算委質問案など

石破茂です。

令和6年度予算の年度内成立を確実にするためには、3月2日までに予算案を衆議院で可決して参議院に送付する必要がありますため、本日から明日にかけて予算委員会、財務金融委員会、総務委員会、本会議が断続的に開かれます。これに政治倫理審査会や予算委員長、議院運営委員長、閣僚などの解任決議や不信任決議などが絡まり、明日までの国会日程の見通しが全く立ちません。

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午後の本会議で小野寺予算委員長の解任決議案が否決され、先ほどまで予算委員会の集中審議が行われていたのですが、優先議案となる財務大臣不信任案が提出されたため予算委員会は中断、本会議でこれを否決した後予算委員会が再開されて締めくくり総括質疑、討論・採決、その後財務金融委員会と総務委員会の質疑・採決、そして本会議で予算案の採決という運びとなる模様ですが、最終が明日の何時になるのか全く分かりません。このようなことに一体何の意味があるのか理解が不可能です。

平成元年の自民党の政治改革大綱には、不祥事案件は政治倫理審査会に集中させて予算案など他の案件とは切り離すとともに、政治倫理審査会には疑惑を持たれた政治家を証人として出席させることが出来るようにするなどの改革案が明記されていたのですが、その後この改革案は与野党からもメディアからも一顧だにされないままに今日の惨状となってしまいました。

そのようなわけで、今週は本欄を記す時間的余裕がありませんため、先月26日に予算委員会で行った質問の原稿を載せることと致します。

質問と答弁を併せて25分という時間的な制約がありますので、質問を避難所の環境改善と核シェルター整備の必要性、食料安全保障とコメ政策の在り方に絞りました。「政治とカネ」や「自民党改革」について触れなかったことにご批判も多々あるようですが、予算案審議のテーマを踏まえ、我が国の防災・減災対応について総理から前向きな答弁があったことは大きかったのではないかと思っております。

3月に入ったとはいえ、まだまだ寒い日が続きます。

皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。


編集部より:この記事は、衆議院議員の石破茂氏(鳥取1区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2024年3月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は『石破茂オフィシャルブログ』をご覧ください。