まず、日本の社会保障は頭おかしいレベル
皆さんは、どうしてこんなに社会保障が爆発しているかご存じですか?
だいたいの方は「高齢化でしょ」と分かっているのですが、その爆発度合いが分かってない人が多数。
「企業に重税掛ければ良い」
「自衛隊の装備を新調しなけりゃ良い」
「国会議員の給料下げればいい」
「万博やめればいい」
とか勝手気ままにいうわけですが・・・数値の概念おかしくないですか?
そんくらいでなんとかなる金額だと思ってますか?
アメリカの軍事予算より日本の社会保障支出は多いんですよ。
アメリカの軍事予算
8,769億4,320万ドル
日本の社会保障給付費
9500億ドル!
アメリカの1/3の人口でアメリカの軍事費と同じ社会保障を給付してる日本。狂ってないですか。しかもその大半は高齢者に使われている。
ではどうしてこんなに物凄いことになったのか。普通の人は「高齢者が増えたから」といいますが、それは正確ではないのです。
ここ20年でも寿命が延びて超高齢者が激増している
信じられないかもしれませんが、2000年には10000人くらいしかいなかった100歳以上がもうすぐ10万人です。
ここ50年で死亡中央値がどかっと上がっている。
男性は12歳、女性は6歳も寿命が延びた。女性は90過ぎまで生きるのが普通です。これじゃ100歳以上が増えて当たり前です。100歳以上はほとんどが女性。
認知症の発症率は80歳を超えると急激に女性の比率が高くなります。
95歳を超えると女性の83%が認知症
つまり100歳以上の人は殆ど認知症
ということになります
超高齢者が増えると1人あたりの医療費は跳ね上がります。
人口あたりの100歳以上の高齢者が多い県はオレンジの線ですが
島根
高知
鹿児島
です。
沖縄は意外と人数も少なく若者が多いせいもあってそれほどでもなく、この3県が突出しております。
いずれにせよ、このグラフから、明らかに西日本の方が超高齢者が多い(絶対数ではなく比率の話)ということがわかります。もっとも少ないのは首都圏です。
で、怖いのはこちら
さきほど、日本で人口あたりの超高齢者率が一番高いのが島根、ついで高知。鹿児島ということをデータで示しましたが・・・
ひとりあたりの入院医療費が
ダントツに高いのが高知
ついで鹿児島で突出
島根もかなり高いほうです。高知や鹿児島は首都圏の2倍の1人あたりの入院医療費を使っていて、病床数はなんと3倍です!!!!
ここから導き出せる仮説
いい悪いは置いといて・・・・
・病床数が多いほど長生きする人が多い
・しかしそのほとんどは認知症なのは確実
・人口あたりの100歳以上が3倍になると、1人あたりの入院医療費も3倍になる
・今後、さらに100歳以上が増加していくと考えられ、医療費は加速度的に増えていく・・・・予想を遥かに超える可能性
という恐ろしい未来が見えるわけです。
実はアメリカでは医療負担をあげても寿命は変わらないという大規模なデータがあります。が、アメリカでは100歳以上は日本の1/3しかいません。2024年の推計10万1,000人です。アメリカは日本の人口の3倍ですからね
なんで日本だけがこんなに長生きなの???
アメリカの100歳以上人口は今後30年間で4倍に増加するとされていますが、日本はいまから24年後の2049年には65万人を超えると予測されています。そのほぼ全員が認知症の女性です。
いまのままの医療制度でいいわけないですよね・・・・・
先日、iPad Airを遠くに忘れてきて1週間無しで暮らさないといけないのでAmazonのFire10を買ったのですが、ことKindleで漫画を読むことだけを考えるとこっちのほうが絶対的に使いやすい。
15000円しないんですよ。重さはiPad Airと変わらない重量になっていたし、なんせ本を買うのにそのままKindleアプリから買えるのです。いちいちブラウザでログインしなくて済む。よってわたしの漫画専用端末になりました。超オススメです。あ、ちゃんと本も読んでいます。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年3月27日の記事より転載させていただきました。