東京都中央区で進行中の再開発事業で、総戸数2046戸のタワーマンション「ザ豊海タワーマリン&スカイ」の販売活動が一時休止されたことで業界に衝撃が走っています。
東京・中央のタワマンが販売休止、コンクリの強度検査でhttps://t.co/THF7vgmTOa
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 3, 2024
施工業者である清水建設によると、工事中のコンクリートの強度検査で問題が発見されたためで、一部のコンクリートが想定の強度に達していなかったとのことです。
現在、原因究明と対応策について調査が進行中で、竣工時期への影響は調査中としています。
超一流コラボでも品質管理ができなくなっているのが日本のものづくり現場の象徴かもしれません。
日本の建設会社はボロボロなのかもしれません。
豊海タワーの施工は清水建設です。
日本の建設会社、もうボロボロなんじゃないか…? pic.twitter.com/cYNrMEGmca— のらえもん (@Tokyo_of_Tokyo) April 2, 2024
この報道を受け清水建設の株価は乱高下しました。
清水建設、施工中のザ豊海タワーがコンクリート強度不足で販売延期との噂が広まり株価直撃 https://t.co/QjFLnlqHuw
— 市況かぶ全力2階建 (@kabumatome) April 3, 2024
清水建設は2024年3月期の連結営業損益が330億円の赤字(前期は546億円の黒字)になるという衝撃的な予想を発表していました。
清水建設、初の営業赤字330億円 24年3月期https://t.co/W4DKvQ06qC
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 8, 2024
他の物件でも不具合による施工遅延が話題となっていました。そうでなくても資材高騰や職人不足で工事費は高止まりしています。
清水建設、営業赤字575億円予想の衝撃「超大型建築工事」踏まえリスク見直し: 清水建設は2024年3月期決算(単体)の営業損益の見通しを、23年5月に公表した期初予想から885億円下方修正しました。 https://t.co/IqoUQzyH2S
— 日経クロステック(xTECH) (@NIKKEIxTECH) February 13, 2024
原因は超大型建築工事の引き渡しによるものだそうです。日本一の高さとなった約6400億円のビッグプロジェクト「麻布台ヒルズ森JPタワー」ではないかといわれています。
また、同じく清水建設が施工している田町タワーの竣工も遅れています。オフィスフロアの床の不具合が設計・監理者により指摘されたということです。
清水建設が施工する田町タワー、床の不具合は三菱地所設計の指摘で発覚 #清水建設 #施工ミス #田町タワー #三菱地所設計 #建築 https://t.co/qT7ovhhaFm
— 日経クロステック 建築・土木 (@kenplatz_ed) August 31, 2023
不動産・建設業界のいびつな関係も注目されています。
豊海の施工会社は清水です
・清水建設は3月期の連結営業損益が330億円の赤字になる見通し
・従来予想は575億円の黒字
・営業損益の赤字は上場以来初一方
・三井不動産は3期連続で過去最高益を達成する見通し#あとはわかるな pic.twitter.com/ke3fD3h0VG
— LazyBenjamin (@yanbenny) April 2, 2024
清水建設は現状を打開することはできるのでしょうか。
清水建設とか施工の問題の話が長引くのか買い場なのか…
— NORIMAKI@株はじっくり丁寧に成熟させてから摘み取る (@norimakikabubar) April 3, 2024