イスラエルがイラン大使館を空爆:イランは自制できるか?

イスラエル軍はシリアにあるイラン大使館を空爆したことで、中東地域の緊張が高まっています。

国際法上では、大使館はその国の領土と同じ扱いのため、イスラエルは「イラン領土」を攻撃したことになります。

イラン・ハメネイ師(Wikipediaより)とイスラエル・ネタニヤフ首相(同首相インスタグラムより)

25年前に米軍がベイルートの中国大使館を空爆した時は「事故」でしたが、今回のイスラエル軍による攻撃は「確信犯」みたいです。

イスラエル軍の標的はイラン革命防衛隊の将官のようでしたが、イランの外交官も巻き添えとなっています。

イランは報復を明言しています。

イスラエルはイランからの報復攻撃を誘発することで、米国の参戦を促したい目論見があります。しかし、専門家の意見として、イランは米国との衝突を出来る限り避けたいとのことです。

2020年にトランプ政権がイランのソレイマニ司令官を殺害した際には、イランは「限定的な」範囲で報復攻撃を実施する形で自国のメンツを保ちました。

今回のイランの対応はいかに?