こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
裏金議員たちに対する、自民党としての正式処分が発表されました。
離党勧告を受けた塩谷議員が「独裁的でまったく納得できない」という不服申し立て書を公開したことが波紋を呼んでいます。
派閥の責任者である塩谷議員は議員辞職に値する立場であると思いますが、この処分のプロセス・手法だけ見れば「独裁的」という批判は的を射たものと言わざるを得ません。
そもそも真相解明がまったく行われていない中、処分の軽重が決められるはずもないのに、幕引きを優先して無理やり処分。
責任の所在も不明確だから、誰が責任者かもわからないけど、とりあえず恣意的に線引をして重そうな人を処分。
こんなやり方なので、処分する方もされる方も、説明される国民にも納得感がないという悲惨な状態です。
処分の基準は矛盾だらけで、
政治的・道義的責任と言うなら
→1円でも裏金を作った議員には等しく責任があり、500万円以下は処分なしはおかしい
金額が大きい人に責任があるというなら
→3,000万円を超える裏金を作った二階議員にお咎めなしで良いはずがない
役職が上の人は責任が重いというなら
→派閥のトップ、自民党総裁である岸田総理が無罪放免というのは納得いかない
と、どこをどう切り取っても納得できるものにはなりません。
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まもなく衆議院の特別委員会で政治改革の議論が始まりますが、裏金づくりがどうして始まったのか、何に使われたのかという実態解明がなければ、正確な再発防止策や立法を講じることはできません。
早期に幕引きをしたい自民党の思惑には厳しくNoを突きつけながら、政治倫理審査会の続行や参考人招致を強く求めていきます。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年4月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。