スタバが提供しているのはコーヒーではなく「気分」

以前は自宅の下にスターバックスがあり、ほぼ毎朝利用していましたが、晴海フラッグに引っ越しをしてからはすっかりご無沙汰になっていました。

家の近くには朝から営業しているカフェはなく、歩いて10分ほどのところにある晴海トリトンスクエアではスターバックスが営業しています。

天気の良い日であれば、お散歩がてら気軽に行ける距離なのですが、行ってみるとわかる通りお店の雰囲気が何とも微妙で、一回利用してから出かけることは無くなりました。

ところが最近、晴海と勝どきを結ぶ黎明小橋という歩行者専用の橋が完成して、橋を渡るとパークタワー勝どきの1階に新しくオープンしたスターバックスがあることを知りました。

こちらは1階の路面店で川に面した明るい雰囲気で、テラス席もあります。店内は広々としていて今まで足繁く通っていた溜池山王のお店よりもさらにスタイリッシュです。

すっかり気に入ってしまい、天気の良い日は朝から歩いて通うようになりました。自宅からは歩いて15分ほどかかりますが、歩くには丁度良い距離です。

自分の行動を振り返ってみて、自分はスターバックスにコーヒーを飲みにいっているのではないことに気が付きました。目的はコーヒーを飲むことではなく、気持ちの良い雰囲気の中で時間を過ごすことだったのです。

スターバックスのコンセプトは「サードプレイス(第3の場所)」だと言われます。自宅でも無く、オフィスでもない第3の場所を提供するということです。

私もまさにこのサードプレイスを求めていたことになります。

距離は少しあっても、満足できる場所であればわざわざ歩いてでも出かける。それだけの不思議な魅力を持った場所であることを再認識しました。

それにしても、晴海フラッグの敷地内にスターバックスがオープンするのは一体いつになるのでしょうか?住民の数を考えれば、スターバックスがあっても良いと思うのですが。。。三井のすずちゃん、よろしくお願いしますね!

garett_mosher/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。