「無所属」とはなんなのか:衆議院補欠選挙の構図が固まるも一寸先は闇

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日も衆議院補欠選挙・東京15区における有力予定候補が出馬表明記者会見を行い、これでだいたい構図が固まった(有力候補が出揃った)と見られています。

小池百合子知事が全面バックアップする予定候補の記者会見では、全面的に知事及びその政党のポスターが展開され、それを背にしながら

無所属です。キリッ

と断言する姿にはある種の清々しさを感じるとともに、選挙における「無所属」とは一体なんなのかということを考えさせられる一幕です。

どの政党から応援・支援を受けていようとも、選挙の届け出書類で無所属と出せば選挙における扱いや報道は「無所属」となります。

まあ選挙戦略においてどういう立場を選択するかは、メリット・デメリットがあるので各陣営が判断することではあります。

とはいえ特定政党・政治団体の党籍を明らかに持っている人物が「無所属」を強弁するのは、さすがに「産地偽装」ではないかとの指摘はもっともです。

このあたりも含めて、有権者がどのような判断をされるのか。

そして記者会見で「自民党とカネ」の問題を舌鋒鋭く批判していた予定候補者に、本当に自民党は推薦を出すつもりなのか。出すとすればずいぶん情けないを通り越して、野合も良いところではないか。

今日の記者会見で構図が固まったと言うより、より見通しが不透明になったという印象を私は受けています。

ファーストの会Xより(編集部)

それともう一つ、おまけの話。

立憲民主党の方も補欠選挙における予定候補者が発表されて、一斉に街中にあるポスターが貼り変わったわけですが。

ポスターには、都知事選挙でほぼ毎回おなじみのあの大物弁護士の方が……。

いわゆる「野党統一」の都知事候補は、やはりあの人なのでしょうか。補選に小池百合子が出馬せず都知事三選を目指すとなれば、手を挙げる有力者は少ないという懐事情をダイレクトに表しているような気がします。

東京・春の陣から夏の陣は地続きで、闘いは続きます。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年4月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。