イスラエルがイランにミサイル攻撃:パフォーマンスで終わるのか?

イランや欧米のメディアによると、19日にイスファハンで爆発があったとのことです。無人機が撃墜されましたが、重要施設には被害がなかったと伝えられています。アメリカのメディアは、イスラエルがイランを攻撃したと報じており、今月13日にあったイランの攻撃への反撃と見られています。イスファハンには核施設が複数点在しています。

IAEA(国際原子力機関)はイランにある核施設に被害が出ていないことを発表しました。イスラエルとイランは、被害を最小限に抑えエスカレーションをコントロールしようとしているようですが、予断を許しません。

イスラエルはアメリカに自制を求められながらも報復しましたが、イランも攻撃を予想しており、核施設は温存されているようです。イラン国営テレビは小型無人機を撃墜する映像を公開。

イスラエル・ネタニヤフ首相とイラン・ハメネイ師

イスラエルにとってはパフォーマンス的な意味合いが強いようですが、どこでどうボタンの掛け違いが起きるかわかりません。

激動の中東情勢に対して資源価格も反応しています。WTIは1バレル=82ドル台から一時86ドル台までと上昇しました。

G7の思惑とは関係なくイスラエルは反撃しました。

けっきょく外交は内政の延長なのでしょうか。