マーク・ロスコ展@ルイ・ヴィトン財団(パリ)

「マーク・ロスコ」@フォンダシオン・ルイ・ヴィトン。

よーやく、ほんとよーやく来られた。初日に行く予定が、気づけば3ヶ月が過ぎてた。

この秋冬の4大展覧会の一つ。あと3つは、ゴッホ、モディリアーニ、ド=スタール。(揃って自死・・・)

全部よかったね、中でもド=スタール展、最高!

ロスコ大好きだけど、いわゆる抽象っぽい定番フォルムしか見たことなかった。

初期の作品(メトロシリーズのアール・デコ調おもしろいし、師匠ゴーキーの影響たっぷりなのも興味深い)を楽しんだのち・・・

マティスを彷彿させる

ポートレート。んー、病んでる。

メトロシリーズ。直線や遠近感が印象的で、アールデコ感じる。

師匠のアーシル・ゴーキー感満載。

・・・色彩分割へ。

色彩が意識を持って語りかけてくる感じ

モーツァルトが大好きだったそう

床への写り込みも印象的で美しい

物言いたげな色たち

圧巻は、テート・モダンに収められているシーグラム壁画。全9点が揃ってテート同様”Rothko Room”として展示されてる。並べ方も同じなのでしょうね、きっと。テート・モダン行ったの、昔すぎて全然覚えてない。

これだけまとめてじっくりロスコの色彩を眺めると、彼の絵は抽象じゃないと感じる。色彩を媒体にしたいろいろな感情の具象なのね。

ロスコを前にすると、瞑想したくなる。

ヒューストンのロスコ・チャペル、模型。観に行きたい。

見事な展覧会、再訪必須。今度はもちょっと早くから並んで、シーグラム壁画を人が少ない状態で感じたい。ブティックで気になったトランプも買っちゃおうかな。

お天気よいので、久々に屋上もぐるり。青空うれしいね〜。

一目惚れしたトランプ。
トランプ、素敵なの&可愛いのいくつも持ってるので今回は耐えたけど、次来たら、買っちゃうだろうなぁ。

フォンダシオンの過去展覧会ポスター。
ペリアン、モロゾフ、コートールド、MOMA、シチューキン、モネ&ミチェル、バスキア&ウォーフォール、シーレ&バスキア、アンタイ・・・。ほぼ全部観にきてる。

裏の公園経由で、バイバイFLV。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年1月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。