チャット式のAIと会話すると面白い。
まるでそこに何かの人格があるかのように、AIは親身になって相談に乗ってくれる。しかも、無駄のない要点を押さえた文章で、読みやすい。
AIのいいところは、情報が公平性を担保していて、情報に偏りがないところだ。しかも、画面の先に誰かがいるかのように、丁寧な文章で受け答えしてくれる。
Google検索との大きな違いは、Googleは情報を収集し、網羅的にサイトを紹介するだけで、何が最も適切か?ということには答えてはくれない。しかも、Google検索の前にスポンサーの広告が先に提示されることによって、商取引目的を第一義にしている。また、検索された中身の情報の取捨選択やその情報の是非は、ユーザーの判断に委ねられている。
Google検索の場合、ユーザーがどのような情報を選択し、何を選んだか?が、Googleアカウントを持っていれば、個別のデータとして蓄積され、次回以後のGoogle検索に影響を与えることになるが、AIとのやり取りは、その可能性が排除されている。
少なくとも見かけ上はそう見える。
これは、AIに直接聞いてみればよく分かる。過去、映画や小説でAIが暴走して人類を滅亡させるような話が出てきて、AIがこの世に出て誰もが気軽に使えるようになったことで、AIの精度が増し、本当にそんな時代がやってくると思った人もいるだろうが、実際に、そんなことが起きる可能性は、限りなくゼロに近い。
確かにそんな世界になったら、それこそ人類滅亡かも知れないが、残念ながら、そんな時代は、未来永劫、来ることはない。
例えば、いくら先進的な研究開発が欧米社会で進んでいても、ヨーロッパではイスラム圏の移民が増加し近代国家が作り上げた法治の原則をイスラム法典に変えようという動きがあったりする。アメリカでは、意識高い系のバカが政治を行うから、中南米から不法移民が絶えない。今じゃ中国人も不法入国を行なっている。
アメリカは世界で最も進んだ国の筈なのに。いつまで経っても国内の分断は収まる気配はない。それどころか、民主党の失政により、一層、国内の分断が進んでいる。
プーチンは自らの保身のためウクライナに戦争を仕掛け、習近平も自らの保身のため粛清をやめないどころか、国民に文句を言わせないような法律を次々に作っている。
日本にたくさんいる意識高い系のバカは、左翼思想に大きな影響を受けているが、左翼の元締めであるロシアや中国では、およそ人類の理想とは程遠い人権蹂躙が行われ続けている。つまり、頭の体操だけを目的にしているから実体との間に乖離が生じる。つまり矛盾だ。この矛盾の本質は、意識高い系と言われる人が、自分の無知や、頭が良いと思い込んでいる勘違いを改めない限り、これからも繰り返されるだろう。
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以後、
続きはnoteにて(倉沢良弦の「ニュースの裏側」)。