大阪公立大学の工学研究科研究室で、シアン化カリウム(青酸カリ)とシアン化ナトリウム各25グラムが紛失したことが明らかになりました。これらの毒物は成人の致死量が200~300ミリグラムで、計50グラムは最大250人分の致死量に相当するそうです。
薬品は鍵付きの保管庫に保管され、使用履歴も残っていませんでしたが、今年4月30日の棚卸しで紛失が発覚しました。大学は警察に被害届を提出する予定です。
【会見】青酸カリと青酸ソーダ、致死量約250人分の毒物が大阪公立大から消える
https://t.co/5NcSeH4vWK研究室では、事前登録された教員などが毒物の入った鍵管理ボックスを開閉し、その際に名前などが記録される仕組みとなっていた。大学は盗難の可能性も視野に入れ、被害届提出も検討している。 pic.twitter.com/PX0LKHGlPI
— ライブドアニュース (@livedoornews) May 16, 2024
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青酸カリは人が口にすれば200~300ミリグラムで致死量となります。
青酸カリと青酸ソーダ計50gはアカン…
青酸カリのLD50 5 mg/kgやぞ【速報】大阪公立大が青酸カリなどの毒物計50gを紛失 最後に確認されたのは約1年前(テレビ朝日系(ANN))#Yahooニュースhttps://t.co/kiJEjlT1tg
— すん@製薬工場勤務 (@shin_gmp) May 16, 2024
胃酸の塩酸と反応して猛毒のシアン化水素が生じて死に至ります。
管理がずさんだったという指摘も。この可能性も高そうですが、外部に流出していないといいのですが。
たぶんですが、帳簿がずさんだったから収支が合わなくなったんじゃないですか。たしかGMPの不備事項でも標準品の収支が合わないってのを聞いた事あります。ましてや大学ならさもありなんな気も。
— ひーくん (@hirohiro0415) May 16, 2024
事件の解明がなされるとともに、大学の薬品管理の現実的な見直しがなされるといいのですが。