イランのライシ大統領とアブドラヒアン外相が搭乗していたヘリコプターが墜落し、両者の死亡が確認されました。
【速報】イラン大統領と外相、ヘリ墜落で死亡=当局者 pic.twitter.com/xdjxXg4Nlg
— ロイター (@ReutersJapan) May 20, 2024
ヘリが墜落した山は濃い霧で覆われており、天候状況が事故につながったと推察されます。
濃霧の山中にヘリ残骸 イラン大統領・外相の訃報に地元メディア「体制揺らがず」https://t.co/8DXTyixszq
地元メディアによると、現場周辺は山が連なり、アクセスが非常に悪い。
当局は緊急車両や無人機などを使った捜索活動を夜通し展開したが、悪天候も重なり墜落地点の特定は難航した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 20, 2024
イランのライシ大統領らが搭乗していたヘリコプターの墜落現場。 pic.twitter.com/6lzgtwxYrM
— 山田敏弘 (@yamadajour) May 20, 2024
ライシ大統領は次期イラン最高指導者の有力候補として注目されていました。今回の事故を機にイラン国内の権力闘争の行方が注目されます。
ヘリコプター墜落で死亡したイランのライシ大統領らの遺体を搬送する赤新月社(イスラム圏の赤十字)のメンバー。ライシは数千人の反体制派に死刑判決を下し「テヘランのブッチャー」と呼ばれ、次の最高指導者の有力候補ともみなされていた。イランの大統領は一般的には単なる官僚だがライシは違う。 https://t.co/FJpMZmCdZW
— 飯山あかり Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) May 20, 2024
事故死したライシ氏は国内では弾圧を繰り返していました。そのため、建前としては選挙を通じて大統領に就任したものの、国民からの支持は薄いようです。
死亡したライシは、法学者で司法当局畑。
イランでの司法指導者というのは、反体制派を死刑にする担当者。
イスラム保守派の選挙介入で無理やり大統領になった後も、民主派を弾圧しまくりの人物。
今後、政権側仕切りの追悼画像出てくるでしょうが、国内外の同胞の中で相当嫌われてもいるわけで— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) May 20, 2024
当初、ライシ氏は保守強硬派として警戒されていましたが、直近でのイスラエルとの応酬においてイラン政府は抑制的な対応を見せています。
イラン大統領選挙で、反米・保守強硬派のライシ司法府代表が当選。影響は。 pic.twitter.com/tHvmuyzVm0
— ロイター (@ReutersJapan) June 22, 2021
ライシ氏の事故死により、既に混沌状態の中東地域に新たな不安定要因が追加されそうです。
死亡のイラン大統領ライシ師、強めた反米色 最高指導者の有力候補https://t.co/70NBkQLayQ
ヘリの墜落事故で死亡が確認されたイランのライシ大統領は、保守強硬派として知られ、ハメネイ最高指導者の後継者の有力候補でした。どんな人物だったのか、まとめています。
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) May 20, 2024