ジェオスミヌ(パリ11区)

雨上がり、「ジェオスミヌ」でランチ。

Geosmineは、ワイン用語で時々出てくる、”雨が降った時の土の匂い”を表す化学用語。雨が降ると、土はもちろん石もアスファルトも、匂いが濃厚になるね。まさに今日のお天気。

ここは、「ボタニック」だった場所。懐かしい。テーブルや椅子は新しくなったけれど、基本の造りは以前と同じ。

オーナーシェフのマキシム・ブティエが作る料理は、自然に共鳴していて、独創的で、ブリュットで、美しく、驚きと魅力たっぷりで、”作家料理”のまさに好例。

素材の組み合わせの妙が興味深い作品が多い中、一番気に入ったのは、アヴァン・デセール的に出てきた、ベルガモット・クレソン・シャルトルーズ・エストラゴンの一皿。

アンフュージョンがものすごく美味しくて感動

作家にオーダーメイドしている器も料理と共鳴しているし、カトラリーはデザイン強めながら口当たりと使い心地も決して悪くないし、テーブルや椅子もとても素敵。テーブルの木の質感、食事中ずーっと触ってられる。

「ジェオスミヌ」に関わっている生産者、料理人、サービススタッフ、セラミストや家具職人などが、みんな同じレベルでアーティスティックでナチュラルな雰囲気で、とてもバランスがいい。

マキシムのセンスが、抜群によいのでしょうね。

若くて才能ある料理人に事欠かないパリの食シーン。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年2月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。