イスラエルの戦時内閣の一員であり、国民的人気も高いガンツ氏が、戦時内閣から離脱することを表明しました。
イスラエルのガンツ前国防相、戦時内閣から離脱すると表明 https://t.co/pQWPIok8Qc
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) June 9, 2024
先月、ガンツ氏はネタニヤフ首相が戦闘終結後のガザ統治案を承認しなければ、内閣離脱をすると警告していました。しかし、ネタニヤフ首相が要求に答えなかったため、有言実行しました。
イスラエルのガンツ前国防相「ガザ統治案承認なければ戦時内閣離脱」 https://t.co/iKHZLnrQ9q
パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエルのガンツ前国防相が18日、記者会見を開き、ガザでの戦闘終結後の統治計画をまとめ、承認することをネタニヤフ政権に求めた。
— 朝日新聞国際報道部 (@asahi_kokusai) May 18, 2024
ガンツ氏は記者会見にて、政治的思惑に基づいて戦闘を継続させるネタニヤフ氏が「真の勝利を妨害している」として、総選挙の実施を求めました。
スラエルのガンツ前国防相は記者会見し、戦時内閣のポストを辞任し、政権を離脱すると表明しました。
ガンツ氏はパレスチナ自治区ガザで続くイスラム組織ハマスとの戦闘に関し、「真の勝利を妨害している」とネタニヤフ首相を非難。早期の総選挙実施を訴えました。https://t.co/iockxt2b2E— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 9, 2024
元イスラエル軍参謀総長であり、政府要職を経験しているガンツ氏は「次の首相」と見なされています。
イスラエル、ガンツ前国防相が戦時内閣から離脱表明 首相を非難https://t.co/Wqhj4IY2P2
国内では、ネタニヤフ氏が政治生命存続のために戦闘を長引かせているとの批判があります。イスラエルメディアの世論調査では、ガンツ氏は「次の首相」にふさわしい人物として45%の支持を集めています。
— 毎日新聞 (@mainichi) June 10, 2024
しかし、ガンツ氏が離脱をしたところで、ネタニヤフ氏が極右勢力との連立を保っている間は、ネタニヤフ政権は安泰です。現在の連立が維持され続けた場合、次の総選挙は再来年まで実施されません。
結局、こうやってパレスチナ人を追い出し、「1国家解決」を実現するのがイスラエルの極右勢力の目指すところ。極右勢力に連立離脱されると困るのはネタニヤフ。ゆえに極右勢力の言うことを聞くしかない。 https://t.co/jpCTZ7ue2x
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) March 25, 2024
刑事訴訟の対象となっており、戦争犯罪人となる可能性があるネタニヤフ氏としては、首相を辞めることは絶対にしたくありません。そのため、即政権崩壊につながる極右政党からの「脅し」に抵抗することができません。
「「イスラエル極右閣僚2人、停戦案合意なら「連立政権を崩壊させる」」https://t.co/UaTsFd1qOw ベングビール国家治安相とスモトリッチ財務相。
「ネタニヤフ政権、描けぬ停戦」https://t.co/uVa895WJYM
「ガザ停戦案、双方の指導者のサバイバルゲームに」https://t.co/60kXSDlA56
— OHYABU (@ohyabu) June 9, 2024