小島敏郎氏の会見でカイロ大名誉教授が予想外の大反論？

小池百合子都知事の学歴詐称疑惑が新たな展開を迎えました。都知事選を前にして、小池都知事の元側近である小島敏郎氏が経歴詐称の疑いで刑事告発を行っていましたが、その会見上で予想外のやりとりがありました。

カイロ大名誉教授であり、カイロ大学の副学部長でもあったというエジプト人の男性が、小池都知事の卒業証明書が本物であることについての状況を説明しました。またカイロ大学が不正を行ったという報道にも憤りを見せました。

K2_keyleter/iStock

証明書には「Mr.」という男性形の肩書がもともと印刷されており、これは日本人や中国人などの名前だけでは性別が判別しにくいため起こる事態で、なんら問題はないと述べました。

また、この名誉教授は、小池都知事が大学を首席で卒業したとされる点についても詳細を説明しました。無理はありますが、これで刑事告発なら他の多くの議員も危ないかもしれません。

小島氏は「小池さん自身が話さないと本当にどうだったか分からない」と述べるにとどまりました。

『卒業証書』はたしかに実在するので刑事告発は無理筋なのではといわれていましたが、小島氏はそれでも告発に踏み切りました。今回の小池陣営側からの反論にどう対処するのでしょうか。

また、小池都知事も疑われている自身のアラビア語能力を証明するため、過去のインタビュー動画を公開し、反論をしました。

小島敏郎氏（外国特派員協会動画より）とアラビア語の動画を公開する小池都知事（同都知事SNSより）

小池都知事もアラビア語を忘れてしまうくらいの年月が失われた30年で過ぎたのかもしれません。

東京スポーツの取材力というか筆力に注目が集まりました。

一方で、文春はこのタイミングでエジプト留学時代に同居していた北原百代さんの実名告白による手記を掲載しました。

告示前ですが東京都知事選はますます混沌としてきました。

それ以外のマスメディアの取材力も問われています。テレビ朝日もがんばってください。

■