【鎌倉】稲村ケ崎・絶景ウォーク

引き続き神奈川県鎌倉市を旅しています。久しぶりの乗車になった私の大好きな江ノ電。

前回は江ノ電を長谷駅で降り、極楽寺駅まで歩いた様子を記事に書きましたが、今回は極楽寺駅から歩をさらに西に進め稲村ケ崎駅方面に向かいます。

極楽寺駅から江ノ電の線路に沿ってしばらく進むと、お客さんの乗っていない電車が停車しています。ここは江ノ電極楽寺検車区。江ノ電唯一の車両基地で、すべての電車はここで検査を受けています。

この車両も整備員に誘導されてゆっくり車庫に入っていきました。

この辺りの江ノ電に沿った道路は柵も何にもないむき出しの状態。他ではなかなか見られない光景です。線路の向こうに民家があり、その前に自宅に出入りする専用の「勝手踏切」があります。江ノ電にはこのような踏切が89か所あるそうで、家の門の前が線路といった家も珍しくありません。

少ない平地を有効に活用した結果ですが、少なからず事故もあるようで江ノ電としては頭の痛い問題です。今新しく家を作る際に勝手踏切を新たに設置することは認められていません。

道路と鉄道の間に柵も何もないところを電車が通っていきます。目の前を車輪が通り過ぎていく。ダイナミックな光景です。

稲村ケ崎駅には向かわずに海の方に寄り道します。稲村ケ崎駅入口交差点も坂の向こうに、海。こういう景色が見られる場所で暮らしたかった。。。

国道を渡ればそこは湘南の海!

稲村ケ崎といえば「稲村ジェーン」。サザンオールスターズの桑田佳祐が監督を務めた青春映画でした。今もサザンオールスターズの代表曲として知られる「真夏の果実」「希望の轍」は、この映画の主題歌、挿入歌としてつくられた楽曲です。

車がひっきりなしに通る国道134号。そりゃぁドライブも気持ちいいでしょう。

「四六時中も好きぃと言ってぇ♪」と「真夏の果実」を口ずさみながら、あの小高い山を目指します。あの小さな岬が稲村ケ崎。実は稲村ケ崎からはある絶景が見られることで知られています。

それがコチラ!江ノ島とその向こうに見える富士山の絶景。目の前に広がる湘南の海の潮騒を聞きながらこの絶景を眺めるのは至福のひととき。いつまでも見ていたくなりますね。夕方にはこの景色が夕焼けに染まるそうで、次は是非その時間に来てみたいです。

さて、朝から歩き回りお腹がすきました。写真右手に見えるアジアンレストラン「Ninai」さんで食事をとります。このお店はこの地域唯一の日帰り温泉「稲村ケ崎温泉」に併設されています。私も一度利用したことがありますが、ここからも富士山と江ノ島の絶景が楽しめます。

ただ景色に夢中になりすぎて外から裸体が見えてしまうことがあります(男子)ので要注意。このお店の写真がないのはそういった方がいたからです。

Ninaiさんではシラスのフォーをいただきました。鎌倉といえばやっぱりシラスですよねぇ。シラスの本場・静岡県に引っ越しましたがそれでも鎌倉のシラスは別物。鎌倉に来たらシラス食べたい!って思います。

あのテーブルの下に足湯があります。

テラス席からは湘南の海が見えます。このテラス席、足湯になっていてワンドリンクセット1500円で稲村ケ崎温泉の足湯につかりながら海風を感じながら江ノ島、富士山の絶景を楽しむことができます。こんな贅沢他じゃなかなかできません。

さんざん寄り道してようやく稲村ケ崎駅に到着しました。江ノ電沿線は見どころが多くてついつい寄り道してしまいます。

来た電車に飛び乗って次の目的地へ。さて、次はどの駅で降りるかな?


編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年6月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。