アテネのホテルまでの30時間の道のりは長かった

朝の8時半に自宅を出発したものの、フライトが1時間遅れてお昼の11時過ぎに東京から出発。約13時間かけて現地の夕方の6時にようやくトルコのイスタンブール空港に着きました。

そこからのアテネ行きのフライトが欠航となり、振替便は何と深夜の1時20分発。7時間以上の待ち時間となりました。

幸い、トルコ航空のイスタンブールのラウンジが使えたので、早速入って6時間以上時間を潰すことにしました。

こちらのラウンジは日本の空港とは桁違いに広く、食事も充実。各種のトルコ料理をシェフが作って出来立てを食べられます(写真)。

また、サラダや前菜も豊富にあって、食べたいものがあり過ぎて悩んでしまうくらいでした。

しかし、広々とした素晴らしいラウンジでもさすがに6時間はキツいです。ワインを飲んで、あれこれたくさん食べると、今度は時差ボケで眠気が襲ってきました。

イスタンブールの深夜は東京の早朝になります。このまま起きていると徹夜したのと同じです。途中寝落ちしそうになりながら、何とかしのぎました。

深夜12時過ぎになってようやくゲートが決まりそちらに移動。欠航になったせいか、深夜便にもかかわらず、ほぼ満席で入り口は長蛇の人となっていました。

機内の座席につくと、安堵感からかぐっすりと寝てしまい、気がつくとアテネ国際空港への着陸体制でした。

入国手続きは極めてシンプルでしたが、心配なのはホテルまでのタクシーです。

深夜3時過ぎにタクシー待ちの大行列ができていたらどうしようかと心配しましたが、幸いすんなりと捕まり、ホテルの名前を伝えると定額料金で連れて行ってくれました。

お釣りをくれとせがまれて、チップを入れて60ユーロでした。

ホテルのフロントは無人になっており、メールで教えてもらったピンコードを入れて部屋までたどり着くことができました。このホテルの滞在はチェックアウトの11時まで、わずか6時間ほどです。

倒れ込むようにベッドに入り、そのまま数時間眠って早朝に目覚めました。

トルコ航空のアテネ便の欠航が無ければ、アテネでゆっくり宿泊できたのですが、仕方ありません。

自宅を出てから、30時間近くかかってようやくアテネのホテルです。

一泊して翌日夕方に目的地のサントリーニ島に向かうことになりますが、この後もまたトラブル続きの旅になりました。

georgeclerk/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。