張り紙はマンション住民の民度低下の象徴

マンションとは集合住宅であり、異なる価値観や生活風習を持った人たちが集まっています。

今住んでいる晴海フラッグのかつて住んでいたマンションと異なる住民の特徴は、ペットを飼っている世帯が多いこと、そして外国人もそれなりの比率住んでいると思われることです。

私はペットを飼っていませんが、犬や猫は好きです。寿司店やフレンチレストランに連れてこられるのは流石に論外ですが、エレベーターでわずか数分程度一緒でもまったく気にはなりません。

ところが、住人の中にはペットにアレルギーがある人もいるらしく、エレベーター内でのペットの扱いにトラブルがあったようです。エレベーターの壁に「ペットに関するお願い(エレベーター内)」という注意書きが張り出されました。

また、ゴミ捨て場にダンボールをきちんと畳んで捨てない人や、玄関前の共用部分に私物を置いている困った人たちもいて、これらにも管理人が張り紙対応しています(写真)。

かくして、マンションの壁は注意書きの張り紙だらけになっていきます。

どれもが考えてみれば当たり前のルールなのに、ルールを守れない民度の低い人が少数存在する。そのために、大多数の真っ当な人たちが不快な思いをしているわけです。

以前住んでいた赤坂のマンションには無かった出来事ですが、果たして偶然なのか?それとも居住者の属性による構造的な問題なのか?

いずれにしても、管理人の張り紙で箸の上げ下ろしまで指導される小学校のような状況は何とかして欲しいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年7月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。