東京都知事選挙を永江式にて分析してみた

都知事選でわたしの読みが的中しました

期日前投票にいって帰り道、調布駅前で蓮舫の演説が始まる前かなんかで、蓮舫、蓮舫って大声で嬌声上げながらのぼり持って走り回るおばさんたちがいて、しかし観衆はかなり白けていたのが印象的で、この時点で蓮舫はないと確信した。

そして7/7深夜にはきっとこういう会話が・・・・

左巻きの皆さんは「自民党、公明党の組織票に負けた」とほざいているのだが、

小池の得票数は
今回 2,918,015
前回 3,661,371
と、減らしているのだ。つまり組織票なんて効いていない。

それより蓮舫は共産、立憲という強力な組織票があったのにもかかわらず1,283,262票で小池の半分どころか45%にも及ばない。そして全く組織票がない石丸は1,658,363票だから彼にも遥かに及ばないわけで、

組織票がない候補にもボロ負け

ということになる。負けは負けでどうして負けたのか、正面から向かい合おうとしないで言い訳してるからいつまで経ってもパヨクなの。本当にまじめにやるなら「どうして負けたか分からない」「力不足」とか言ってないでしっかりと負けた原因を追及して次に備える。PDCAを回さないとまた負けます。

共産党と組んだのが大失敗の蓮舫

最近の立憲の躍進は立憲の支持率が上がったのではなく、単に自民が自滅しただけでした。7/8に更新されたNHKの世論調査でも

立憲はかなり支持率を落としている。共産も落ちていて逆に自民が盛り返しつつある。

今回の選挙で典型的だったのは

完全に蓮舫が若者や現役から見放されたこと。裏返すと

共産と立憲の組織票しか入らなかったことになる。だから完全に高齢者シフトになったのだが、それでも高齢者の多くは社会、共産の美濃部都知事の時にスーパーパラ撒きで都の財政がボロボロになった事を知っている人も多いので回避した人が多かったように思います。

さらに立民や共産の支持者でも小池、石丸に入れた人が結構いる。

コレはどうしてなのか

蓮舫のスタイルがいまの価値観ではハラスメント的

蓮舫というと「2位じゃダメなんですか」からはじまり、相手に詰めより、反論をさせずたたみかけていくスタイルだ。これは現代の価値観では「最も嫌な上司」とされるスタイルだ。こんなのはイヤだな・・・・・と、現役は回避したのではないか。

石丸氏も選挙後のお疲れのテレビではこうしたトークが見えたのでパワハラ的に一面が見えたが、退任の動画を見ても職員には慕われていたようで、YouTubeで市会議員に市の職員が詰め寄られても身を挺してかばっていた。身内に優しくマスコミに対して強硬なのであれば明石の泉元市長とは大違いだ。YouTubeでの主張はみたがかなり落ち着いていて分かりやすかった。今後はカットしやすい部分を修正できればだいぶん見方も変わるでしょう。

ネトウヨはだいぶん弱体化

田母神さんの演説を生でちょっと見たが、ヘイトに陰謀論に大麻で、ちょっとまともとは思えなかった。4位とはいえたったの26万票。桜井氏にいたっては7.8万票とネトウヨの人気はかなり陰ったように思われる。

インパウンドで外国人が多く訪れ、韓国の政権も親日になった。だいぶん変わってきたように思います。そんなわけで、代わり映えのしない小池都政だが、東京は税収がたっぷりあって普通にやっていればなかなか失敗しづらい。小池さんはコロナの時も長期に渡って休んでいたがそれでも回るのでまあ、正直誰がやっても大して変わらないのかなとは思います。

選挙戦終盤の小池都知事と蓮舫氏 両氏インスタグラムより


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年7月9日の記事より転載させていただきました。