岡崎花火大会:空に咲く花火に酔う

前回はわたしの故郷、愛知県安城市の七夕まつりをご紹介しました。

461 願いごと、日本一 わが故郷・安城七夕まつり|ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
ひさしぶりに帰省をしました。わたし、単身赴任ですがほとんど家に帰りません。今回帰ったのは久しぶりに地元の祭りを観たかったから。 それは「安城七夕まつり」。わたしの故郷、愛知県安城市でこの時期開催される夏祭りです。日本三大七夕まつり、というと全国的には宮城県仙台市、神奈川県平塚市、愛知県一宮市というのが定説ですが、安城...

安城七夕まつりは毎年8月第一金曜日から日曜日まで開催されますが、中日の土曜日は隣町の岡崎市で花火大会が行われます。わたしは10年間岡崎市に勤務しており、10階のオフィスから花火大会を眺めていました。転勤で岡崎を離れてからご無沙汰になっていましたが今年、久しぶりにこの花火大会にも参加しました。2つの祭りをはしごしたのは初めての経験です。

花火大会は19時に始まります。30分前に岡崎公園前駅に到着しましたが人、人、人…!改札を出るまでに10分以上かかりました。さすがは愛知県を代表する花火大会です。

駅から歩いて岡崎城の西側に陣取ります。ここは城と花火が同時に見られるスポット。伊賀川の河川敷を始め、この周囲は花火の見物客で埋め尽くされています。

19:00。まだ薄明るい空に花火が上がり始めます。打ち上げ場所からかなり近く、花火の屑が舞い落ちてきました。

段々と暗くなってきました。ライトアップされた岡崎城と花火の競演はみごとです。私はいつも打ち上げ場所の東側で花火を見てきたのですが、西側にこんな見ごたえのある場所があるとは知りませんでした。10年見続けた花火大会でも知らないことはあるものです。

ここから西の空に目を向けると、別の打ち上げ地点からの花火もキレイに上がっていました。自宅の屋上の一等地で花火見物をする家族。今日だけわたしも家族にしてください。

しばらくここで花火を楽しんだ後、岡崎公園をよぎって東に向かって歩きました。東岡崎駅近くで再び夜空を見上げます。

歩いている間に日もすっかり暮れていました。暗い夜空に花火の花が咲き誇ります。

10年ぶりに見ることができた岡崎の花火。その美しさは健在。期待を裏切りません。昔の職場でピザ食いながら花火見てたなぁ。そんな思い出が脳裏をよぎります。

それでは少しですが、岡崎花火大会の様子をご覧にいれましょう。

今は全国津々浦々花火大会真っ最中のことと思います。みなさんはどの花火大会に出かけるでしょうか。家族と恋人と友達と花火を見上げて素敵な夏の思い出を作ってください。

あ、わたしは独りでした。念のため。


編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年8月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。