高齢者の医療費の増加に対し現役世代の負担が増しています。後期高齢者の医療は、窓口負担は1割=「9割引き」で提供されており、かつ9割分は勤労世代の負担と税金であることに疑問の声が多くあがっています。
1割負担になると受診回数がぐっと上がるという指摘もみられます。
参照:後期高齢者医療制度の現役世代の負担が過去最大に:それでも9割引は続けるの? アゴラ
医療費は1割でも3割でも寿命へ影響がほとんどないこともわかっています。
このため自費なら不要不急の受診は減るようです。
「自分もいずれ高齢者になるのに」と言われますが、その前に負担に耐え切れなくなります。
もちろん、国民皆保険が問題なのではなく後期高齢者が原則1割、生活保護が完全無料なのが問題です。
本人以外で3割負担になると困るのは誰なのでしょう。
窓口での負担増を避けた医療費削減のしわ寄せは薬剤に向かっています。感染症になったとき薬がないって怖すぎます。
参照:長引いて深刻になりつつある「薬の供給不安」は誰のせい? アゴラ
団塊世代が全員75歳となる来年2025年から負担は激増します。
現役世代の自由に使えるお金は確実に減っています。
現役世代が組織しているはずの労働組合が問題を取り違えている時点で救いがありません。
参照:国民健康保険の保険料が上がり続けるのは誰のせい? アゴラ
医療は誰でも欲しい商品なだけに9割引きで提供したら需要はいくらでも湧いてくるでしょう。