立憲民主党代表選挙が告示されました。枝野幸男、野田佳彦、泉健太、吉田晴美の4名が立候補したようです。
立憲民主党の主流派は反日極左グループであり、これを基盤としているのが枝野幸男です。
次に党内右派(と言っても朝鮮半島には頭が上がらないのがこの党の基本)から野田佳彦。
今回は小沢派も野田佳彦に乗るようですからこれで枝野幸男と良い勝負でしょうか。
泉健太。現党代表、そして泉派の派閥代表として代表選に出る推薦人すら集められないのは恥以外の何者でもないのでお情けで出馬させてもらった感じでしょう。党内主流派である反日極左グループからは希望の党からの合流以後ずっとシカトされてる状態ですし、党内右派と小沢派は野田佳彦指示で固まりましたからね。出られただけで勝ち目がないです。
吉田晴美についてはにぎやかし要員扱いで良いでしょう。記念受験的なヤツです。国会議員としては現在が一期目。議員としてのキャリアは皆無です。今回の党代表選への立候補の目的は自身の選挙に向けての宣伝というところでしょう。
吉田晴美の選挙区は相手があの石原伸晃でした。石原伸晃が勝ててきたのは親馬鹿すぎる石原慎太郎と石原軍団による強力なバックアップがあったからでしょう。石原慎太郎が亡くなり、選挙の時にいつも票集めをしてくれていた石原軍団も解散して選挙時の強力な応援団がなくなった途端の落選。石原派の派閥の領袖でありながら比例復活もできない惨敗ぶり。自分が日頃汗をかかずにいかに石原軍団に底上げしてもらっていたか、それがはっきりしてしまったように思います。吉田晴美としてはこのまま相手が石原伸晃であることを願っていたでしょう。
ですが、石原伸晃は努力して挽回する事から逃げてそれなりに知名度があれば楽に当選できそうな参議院東京都選挙区を狙おうと小選挙区から退く事を決めました。このために自民党は東京8区の候補者として元経産省の門ひろこ氏の擁立を決定しています。
石原伸晃のままであれば吉田晴美は次も当選しやすかったでしょう。ですが女性候補同士の対決となり女性という要素がプラスに使えません。学歴だけはすごいものの社会人経験も乏しい人物です。選挙で他候補と差別化を図れる武器となるものがないのです。
そこで立憲民主党代表選挙で記念立候補を行って来る解散総選挙に向けて名前を売ろう、テレビに宣伝してもらおう!と、自分の選挙区の他の候補者に対してアドバンテージを作ろうと、おそらくそんなところが狙いでしょう。
というわけでガチ立候補が枝野幸男と野田佳彦。お情けで立候補だけが泉健太。ついでの記念立候補が吉田晴美。
そんなところでしょう。
枝野幸男か野田佳彦かというところで民主党政権時代から劣化だけを続けてきた立憲民主党の層の厚さ(笑)がよくわかると思います。
ただし、どちらが勝っても「日本共産党との共闘」は止まりません。日本共産党とべったりだと票が逃げてしまうから距離を置くかのような発言をしているだけです。
以下、9月4日の赤旗から。
【総選挙は共産党躍進が最優先
安保法制廃止の否定、共闘の基盤失う
立民代表選の議論巡り小池氏】日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内での記者会見で、立憲民主党の代表選を巡り、政権についても集団的自衛権の行使を認める安保法制=戦争法を変えないなどとの議論が行われていることに関し、「安保法制の廃止は野党共闘の一丁目一番地だ。この原点を否定するのであれば共闘の基盤が失われる重大な問題だ」と述べました。
小池氏は、安保法制について「さまざまな安保政策についての立場の違いを超えて、集団的自衛権行使を容認した閣議決定を撤回し、安保法制を廃止することは野党共闘の原点。これがあるからこそ信頼し、協力してきた」と強調しました。
また、前回総選挙での共闘が失敗であったかのような議論が一方的に行われていることについても、「これまで協力を重ねてきたことに対する、誠意も敬意も感じられない議論だと思う」と語りました。
その上で、小池氏は来たる総選挙で「日本共産党の議席を伸ばすことを文字通りの最優先課題にすえて取り組まなければならない」と強調。今年1月の第29回党大会決議の「自民党政治のゆきづまりを打開し、国民が希望の持てる新しい政治をつくる最大の力となるのは、政治を『もとから変える』変革の党―日本共産党の躍進であり、総選挙では、その実現を最優先の課題とし、最大の力を集中したたたかいを行う」とした決定を紹介し、「この立場で頑張り抜く」と表明しました。
具体的には、比例代表が軸となる総選650万票、10、10%以上」の票を獲得し、すべての比例ブロックでの議席獲得と議席増で、日本共産党の躍進を必ず勝ち取ると強調。小選挙区は沖縄1区の「オール沖縄」の「宝の議席」を必ず守り抜き、各小選挙区での候補者擁立も積極的に行っていくと述べました。
小池氏は「市民と野党の共闘の再構築のために可能な努力は行っていくが、来たる総選挙では日本共産党の躍進に向けて、脇目も振らず進んでいくことが大事だ」と語りました。
(2024/9/4 赤旗)
野田佳彦は外交・安全保障については現状の政策を継承すると保守層向けに騙して票を稼ごうという発言をしていますが、反日極左活動家を教授という名目で養う法政大学に所属している山口二郎が野田佳彦の政策を読んでこの赤旗の記事で小池晃が言っている。
安保法制の廃止は野党共闘の一丁目一番地だ。この原点を否定するのであれば共闘の基盤が失われる重大な問題だ
この部分はしっかりと抑えている事を評価しています。
野田佳彦の言う現状の政策の継承というのは
「中共を宗主と仰ぐとなりの半島の政党である立憲共産党としてなんとしても阻止したい部分はきちんと実施した上で継承する」
ということなのです。
「みなさん、安心して下さい!現在の政策は維持されます!(ただし重要な部分は全部書き換えるけどな!)」
典型的な詐欺の手口です。
嘘つきドジョウと言われただけのことはあります。
今回は共産党とも共闘を続けていく野党共闘論者の小沢が支持に回っているため野田佳彦が勝てば立憲共産党化が進むでしょう。
枝野幸男については、立憲民主党が立憲共産党と言われるレベルで共産党との共闘を進めてきた張本人です。
共産党との共闘のために共産党の主張する政策を党の綱領に組み込んだのも彼です。
日本共産党とべったりだとバレると票が逃げるのである程度距離を取るような事を言っていますが、それは彼が立憲民主党代表時代も同じでした。
ですので枝野幸男が勝っても立憲共産党化が進むでしょう。
一度始めて沼にハマった立憲共産党化路線、もはや引き返すことはないでしょう。
立憲民主党の代表選挙で枝野が勝とうと、野田が勝とうと、「消費税増税は絶対にやらない。議論もしない」そう言って政権を取りながら、消費税増税に最も力を入れた連中です。
全く信用できないことだけは信用していいでしょう。
それに先に取り上げた赤旗の記事にあるように日本共産党の方も一度抱き付いたら絶対に逃がさないぞという姿勢です。
共闘など交流を通して相手側の組織に浸潤して乗っ取る。
癌細胞戦術こそが不破哲三が考えついた野党共闘路線の真の目的でしょう。
党員の超高齢化が進み、ホームラン級のバカじゃないとまずひっかからないため党員獲得がなかなか進まない現状をお得意の組織乗っ取り戦術で打開する。
そうすれば共産党中央の貴族生活も維持できます。
日本共産党側は今後も立民への抱き付きを続ける事だけは間違いないでしょう。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2024年9月7日のエントリーより転載させていただきました。