イスラエル軍、レバノンへ地上侵攻:イランは約200発のミサイルで報復

10月1日にイスラエル軍がレバノン南部への地上侵攻を開始しました。

レバノン国内からイスラエルをミサイル攻撃等を行うイスラム教シーア派組織ヒズボラに打撃を加える狙いがあります。ヒズボラはパレスチナ自治区ガザ地区を拠点とし、イスラエル軍と交戦状態にある武装組織ハマスを支援しています。

ヒズボラはパレスチナ自治区ガザ地区を支配し、イスラエル軍と交戦状態にある武装組織ハマスを支援しています。そのことを受け、イスラエル軍はレバノンで潜伏をしていたハマス幹部を暗殺しましたが、その後の報復の連鎖で事態の収拾がつきません。

ガザ戦争での戦争はひと段落をしたようで、イスラエルはレバノン、イエメン、そしてシリアでの戦線拡大を行っています。それぞれの国ではイランに支援されている武装勢力が活動しており、間接的にハマスを支援はしていますが、中東全域で戦争を行う余裕が果たして今のイスラエルにはあるのでしょうか?

10月2日にイスラエルはイランからの報復攻撃を受けました。イラン国内で発生したハマス幹部の暗殺、そしてレバノンのヒズボラ幹部の暗殺が今回の報復につながったと見られています。

イランは180発のミサイルをイスラエルへ発射したと報道されており、現地の状況を映したとみられる動画では、実際に着弾しているように見えます。

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イスラエルはイランの攻撃に対する報復を明言しています。そして、完全にレームダック状態となっている米国のバイデン大統領はイスラエルの反撃を後押しするかのような発言をしています。

自衛の範疇を超えたイスラエル軍の行動は目に余るものがあります。しかし、政権延命のためにネタニヤフ首相は戦闘継続をせざるを得ない状況にあります。

「イランは今夜大きな間違いを犯した。それで報われるだろう」と声明を発表するネタニヤフ首相 同首相インスタグラムより

一人の人間の保身のために、中東全域が戦争に巻き込まれるのでしょうか?