AROP(パリ国立オペラ座後援会)主催の、パレ・ガルニエのヴィジット。
ファサード長期工事で、ずっとこんな感じでかわいくない
パリオペラ座バレエの本拠地、裏側もちょこちょこ訪ねていて、オペラ座の怪人の湖(貯水池)や図書館、稽古場、舞台裏稽古場などは知っていたけれど、手動のシーン用巻き上げ機の場所に来るの初めて。写真ではよく見るけど、実際に見て触ると、おぉ!
地下にある、木製のシーン用巻き上げ機
オペラ座の怪人の湖
パレ・ガルニエのクーポール部分にあるお稽古場
一番広いところではないけど、一番サマになるので、撮影によく使う
窓からは、ガルニエの屋根やエッフェル塔も見える
図書館。オペラやバレエ関連の蔵書たくさん
舞台奥にある優雅なお稽古場
ドガが描いたようなパトロンたちがダンサーと会う場であると同時に、シャルル・ガルニエは、この場所までも舞台の一部に使ってもらおう、と作ったそう
今は、デフィレのスタートで使われてるし、マッツ・エクなど何人かの振付師はここも活用した作品作ってる
天井には、歴代エトワールダンサーたちの肖像画
ナポレオン3世用の馬車付き場(彼が使うことはなかったけれど)の場所の理由、なぜその近くのエリアは装飾されていないのか、ロイヤルシートはスカラやウィーンのようになぜ中央奥でないのか、大理石とモザイクふんだんなパレ・ガルニエにおいてフォワイエだけは木張り、天井画の秘密、ワーグナーの胸像はなぜ一般公開されてない場所にあるのか、ミルピエの功績、などなど、説明が充実していてとても興味深い。
フォアイエは木張り
フォワイエから大階段へ抜ける空間
大階段手前の天井装飾、好き
大階段、上から
大階段、下から
オルセー美術館のパレ・ガルニエコーナーに飾られてる絵
今と全く変わらない
こちらもオルセー美術館に展示されてる、パレ・ガルニエのモケット
左下が入り口、その上がフォワイエ、大階段、左が客席
さらに左に移動して、客席、舞台、その奥一番左が、舞台裏のお稽古場
舞台上に、地下にも残ってる手動の移動装置が見える
オペラ座怪人の湖は、舞台の下あたり
ヴィジットに先立って振るまわれた朝ごはん以外(ヴィエノワズリーも紅茶(と思えないしろもの)も、もちょっとよいものにすればいいのに)、楽しくためになる休日の朝♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年7月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。