衣料品メーカーのワコールは、全ての顧客が性別や障害の有無にかかわらず安心して利用できる売り場づくりを目指し、従業員向けの接客指針をまとめて公開しました。しかし、これが逆に女性客の安全が脅かされると話題になり大炎上してしまいました。
ワコールの手引には、性的少数者向けの就職情報サイトを運営する企業や法律の専門家が監修し、多様な性の在り方に関する基礎知識を解説しているとのことです。また、性別にとらわれない言葉の選び方や試着室への案内方法も示されています。
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悪意をもった人間がフィッティングルームに紛れ込み女性客や女性店員の安全が損なわれるのではという反応が大量に溢れました。
当事者からもこういった配慮はしないほうがいいという指摘も。
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ワコールにとってとても難しい事案となってしまいました。
しかしコメントの一部が誤解をされたまま広がっているようにも見えます。
ワコールの業績はあまり芳しくないのにここ最近株価は上昇しています。
「合理的配慮」を努力目標とする改正障害者差別解消法の施行などに合わせて指針を発表したようですが、企業は難しい対応に迫られることになってしまいました。