出口里佐です。
先週末からヨーロッパに来ています。主にバレエ、オペラなど舞台鑑賞が目的ですが、現地の美味しいもののご報告と旅のお役立ち情報もお伝えします。
今回は土曜日にパリに入って、夜はオペラ座でバレエを観て、翌日日曜日午後のユーロスターで15時過ぎにパリ北駅からロンドンに移動しました。
バーンパッタイのランチ
昼ご飯は、ユーロスターに乗る前に、レアールに近い、バーンパッタイパリというタイ料理のお店に12時にネット予約していました。
この日は、ベジタブル揚げ春巻き、パッタイ、アイスタイティーとデザートとホットグリーンティー(緑茶です)。
初めてのお店でしたが、旅に数日前に料理通信のメルマガで紹介されていたので、期待度大でした。
揚げ春巻は、日本で食べたことのあるものとはかなり違って、不思議なほど脂っぽくなかったです。添えられた自家製チリトマトソースもグッド。アイスタイティー、紅茶と違って、濁っているのはなぜなのか?すこし、チャイティーのような味わい。スパイスが入っているのかもしれません。
パッタイ専門店なので、パッタイだけで6種類くらいあって、お店の名物らしい牛肉のステーキがのっているパッタイを選びました。お皿が運ばれて来たとき、パッタイソースのエキゾチックな、やや、お味噌の様な発酵の奥深い香りがしました。味は言うまでもなく美味しかったです。
内装が、ブルーの壁で、ややモロッコのシャウエンを思い出しましたが、タイの雰囲気なのだと思います。床の少し擦れて、赤茶けた感じもレトロで素敵でした。
デザートは、ココナッツミルクが添えられた、フレッシュマンゴーと餅米に緑の色をつけたもの。メニューの説明から、勝手にマンゴーとタピオカココナッツミルクかな?と思ったのですが、全然間違ってました。
餅米はお餅と思って食べたら良いですが、日本人としては、米の粒々がある状態で、甘いソースをかけるのは少し抵抗あります。こう書いていて思い当たったのは、おはぎは粒々がありながら、餡子で覆われてますね。液体おはぎと思って食べたら良かったです。ジャスミンライスだったのか、香りも良かったです。
会計はチップも含めて、45.4ユーロ(7,579円、@166.9)。
12時に入った時は、お客さんは私だけでしたが、お店全体がみえる窓側に座っていると、続々とカップルや家族連れがいらして、13時過ぎに出る頃には席が7割くらい埋まってました。
窓側の席から、パリの秋の風景、人々のファッション、可愛らしい子供が歩いているのを観るのも楽しかったです。
オペラ座近くのホテルから、時間があったので、お店まではスーツケースを15分ほど引いて歩いて来ましたが、ランチの後は徒歩4分のレアールの駅まで歩いて、そこから地下鉄4番線でパリ北駅に移動。
マルシェ
レアールの駅まではマルシェもあって、野菜や果物、チーズ、魚や肉が対面で販売されていました。マルシェはパリのあちこちで見かけますが、パリに住んでいたら、マルシェで買い物して料理も出来るのにと、良いなあといつも見るだけで我慢です。
スーツケース半分壊れました
ここで、小さいトラブル発生。スーツケースは機内持ち込みサイズで小さいですが、荷物をパンパンに沢山入れてるせいか、カートの引き手が片方壊れて外れているのに、地下鉄で移動中に気づきました。ガーン。
これから2週間近く旅を続けるのに、大丈夫か不安がよぎりましたが、片方だけでも、何とか用は足りているので、格好悪いですが、羽田に戻るまで頑張ります。
ユーロスターでロンドンへ
パリ北駅には、ユーロスター出発の1時間10分前に到着推奨とチケットにありましたが、余裕の1時間半前に到着。しかし既に、乗客達が長蛇の列。良く見ると、30分前に出発する列車の列の横に私の乗るユーロスターの列がありました。
しかし、日本とあと何カ国かのパスポートは一番左の列に並ぶ様にと表示があったので、そちらに並んで待ちました。
パリ北駅でのパスポートのチェックが、フランス出国と、イギリス入国の2回必要で、日本のパスポートはフランス出国は窓口で並ぶ必要がありますが、イギリス入国は基本は顔認証の機械で出来る様。しかしなぜか、私のパスポートの読み取りに問題があり、顔認証まで行かないため、窓口に結局並び待つことに。
フランス出国の窓口スタッフのマダムはボンボヤージュと、ほとんど質問もなくスマイルでしたが、イギリス入国の窓口の女性スタッフからは、何日間イギリス滞在か、イギリスで何をするのか?と質問されました。
2日間で、バレエを観ると言ったら、えっ何?となぜか通じなくて、ロイヤルオペラに行きますと言うと、1人で?とまた聞かれて、はいと答えました。ニコリともせず、スタンプを押してくれました。お国柄が出ますね。
この後に、手荷物検査があり、PCやiPad、液体物は外に出してチェックを受けました。
これでようやく、ゲート前の待合スペースに行けます。売店も色々あって、アランデュカスのチョコレートショップ、ロクシタン、お腹が空いている方はPaulのパンやコーヒーも。
旅の荷物は、列車の旅は最小限に
乗車が開始されると、改札は、それぞれの列車の乗り口でチケットを見せてなされます。チェックが終わるといよいよ、スーツケースをヨイショと乗せて乗車です。この時、自分の所持する荷物の重さを最も感ずる時です。
自分でコントロール出来る重さの荷物におさめられる様に今年から、2週間くらいの旅でも、バックパックと機内持ち込みサイズのスーツケースにしています。持って行く物はミニマムにして、旅先ではお土産はほとんど買わないことにしています。
これまで必ず買っていた、オペラやバレエのプログラムも嵩張るので、吟味して毎回は買いません。ロイヤルオペラはプログラムは紙で販売していますが、キャスト表はデジタルのQRコードを会場に表示しています。プログラムもほとんどの内容はサイトで観られるので、新しい演目以外は買わなくて良いかなと思っています。
ユーロスターの食事
ユーロスターは、スタンダードプレミアクラスを選んだので、軽食がついていました。メインがチキンか、ベジタリアン用を選べるのですが、今回はランチを食べてあまり時間も経っていなかったので、あっさりとベジタリアン用に(要りませんとはさすがに言えませんでした)。メインは茄子のパイ包みでした。美味しかったです。デザートのエクレアは甘過ぎで完食は出来ませんでした。
食後にコーヒーか紅茶が付きますが、紅茶とミルクをお願いしました。この紅茶の美味しかったこと!ユーロスターは、もうイギリスなんだと思いました。紅茶の国、イギリスに着いたら、アフタヌーンティーを今回はしてみようと思いました。
(ロンドン編に続く)