米国のワシントン・ポスト紙は今年の大統領選挙の候補者を推薦しない旨を発表しました。この決定に対して、一部購読者は激高し、解約手続きが続出しています。
ワシントン・ポスト、20万人解約か ハリス氏支持見送りhttps://t.co/CCgkfdYbyw
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 29, 2024
A note from the publisher on political endorsement: https://t.co/2DtCFMteFz
— Washington Post Opinions (@PostOpinions) October 25, 2024
政治的支持に関する出版社からの注記
ワシントン・ポスト紙は、今回の選挙で大統領候補の支持を表明することはない。また、将来の大統領選挙でも同様である。私たちは、大統領候補を支持しないという原点に立ち返ります。(抜粋)
ワシントン・ポスト紙は1976年以降、一回を除いてはすべての大統領選で候補者の「支持表明」を行ってきました。しかし、社主であるジェフ・ベゾス氏の強い働きかけにより、今回の選挙戦での支持表明は控えました。
It appears The Washington Post’s decision to forgo endorsing a presidential candidate—for only the second time since 1976—was made by its owner, Amazon founder Jeff Bezos, according to the newspaper.https://t.co/jGui0Ui6dL
— NTD News (@NTDNews) October 26, 2024
ワシントン・ポスト紙が大統領候補の支持を断念するという決定は、1976年以来2度目となるが、同紙のオーナーでアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏によって下されたようだと同紙は伝えている。
NPRによると、ベゾス氏の決定に不満を持った購読者による解約が相次いでいるそうです。今回の騒動が生じてから、解約数は25万人を超えたみたいです。
The Washington Post has lost about 8% of its paid circulation since Friday’s announcement of the non-endorsement, two sources familiar with knowledge of internal matters told NPR. https://t.co/vIEGQ1KJTH
— NBC Politics (@NBCPolitics) October 29, 2024
ワシントン・ポスト紙は金曜日の非支持発表以来、有料発行部数が約8%減少したと、内部事情に詳しい2人の情報筋がNPRに語った。
UPDATE: The number of cancellations since Friday’s revelation now exceeds 250,000, NPR can report.
That represents approximately 10 percent of all paid circulation. https://t.co/XrDDWR3Vt5
— David Folkenflik (@davidfolkenflik) October 29, 2024
最新情報:金曜日の発表以来のキャンセル数は現在25万件を超えているとNPRが報じている。 これは有料発行部数全体の約 10 パーセントに相当します。
編集部の決定に介入したベゾス氏の真意は定かになっていませんが、ワシントン・ポスト紙が候補者の「非推薦」を発表した日に、ベゾス氏が所有するブルーオリジン社の取締役がトランプ氏と会見しています。
トランプ氏のオースティンのイベントの外で目撃:元大統領がベゾスのブルーオリジンの幹部と話している(ワシントンポスト紙が編集委員会が支持を表明しないと発表した同じ日)
前回の大統領選でワシントン・ポスト紙はバイデン大統領を推薦していました。
In 2020, the Los Angeles Times, Washington Post and USA Today all endorsed Joe Biden, as did 90% of the mainstream media in the US. In the past two weeks, all three of these major newspapers have announced that they will not endorse any candidate in this year's election.
— Jaco Kleynhans (@JacoKleynhans) October 29, 2024
2020年、ロサンゼルス・タイムズ、ワシントン・ポスト、USAトゥデイはいずれもジョー・バイデン氏を支持したが、米国の主要メディアの90%も同様だった。過去2週間で、これら主要3紙はすべて、今年の選挙ではどの候補者も支持しないと発表している。
バイデン政権が誕生してからは、アマゾン社を含めた巨大テック企業に対する政府からの解体圧力が強まっていました。このようなバイデン政権の姿勢が民主党候補を推薦しないというベゾス氏の決定につながったのでしょうか?
デスクをしている「資本主義NEXT 復権する国家」⑦は、自由を謳歌してきた米巨大IT企業と、その独占を抑えようとする国家のせめぎ合いを描きました
巨大化する「ビッグテック」 集中する富と権力、国家の逆襲:朝日新聞デジタル https://t.co/BnGGJdJRfg
— 江渕崇 EBUCHI Takashi (@EBUCHI_Takashi) October 29, 2024