やっぱり5分で電話を切られた石破首相:マクロンは20分、尹錫悦は10分

石破首相は私の預言の通り、5分でトランプに電話を切られたようだ。マクロンは25分、尹錫悦は10分だったから散々だ。

トランプ氏と石破茂首相

本音で話せそうだと言っているが、トランプは相手の面子を立てながら、煽ったり、「それはそうですが実は数字を見ると・・・」とかやんわりと納得させたりしないとダメな人だ。何を勘違いしているのだろうか。

NHKの報道によると、石破首相とトランプ氏の電話会談は、7日午前9時半ごろから、およそ5分間行われ、石破首相は「今回の勝利に心からお祝いを申し上げる。『アメリカを再び偉大に』という訴えが、多くのアメリカ国民の賛同を得たことに敬意を表する」と述べ、祝意を伝えた。

これに対し、トランプ氏は「会って話をすることを楽しみにしている」と応じ、両氏はできるだけ早期に対面での会談を行うことを確認し、新たな政権のもとで日米同盟をより高い次元に引き上げていくことで一致しましたそうだ。

このあと石破首相は記者団に対し「話をしたのは初めてだが、フレンドリーな感じがした。これから先、ことばを飾ったり、繕ったりするのではなく、本音で話ができる方だという印象を持った」と述べた。

しかし、あの安倍首相でも、トランプの扱いには苦労していた。岩田明子さんによると、「トランプさんはトップダウンで物事を決め、トップ同士のビックディールが好きな人です」、カマラ・ハリス氏であれば「当局の積み上げで首脳会談」の段取りで良いが、トランプ氏の場合は「大きな要求をしてきた時も、トランプさんに直接対抗しないといけない」として、トランプ氏の癖を知り、側近とのパイプも必要だとテレビ番組でいっている。

また、トランプ氏との関係は「最初のつかみがOKだった部分はありました」としつつ、ゴルフ場でもバンカーでこけて笑い合ったりして「カートの中で1対1で、北朝鮮や中国とか、いろんな本音の話をして、非常に大きい情報」が入っていたが、「トランプさんは、好き嫌いが激しく、突然怒ったり、ちょっと理屈に合わない行動をとることもあるんです。それを分かっていれば」「安倍さんも1回決裂したこともあったんです、実は貿易交渉の時に」と明かした。TAG協定を日本主導でまとめていった際に「突然キレた時に、突然キレるというのも分かってましたので、冷静でしたね」と言うが、石破氏に同じ対応を求めるのは難しい。

フランスのマクロン大統領は欧州首脳の中では、相対的にトランプとうまくやった部類だが、トランプ前大統領が勝利宣言した直後にX(旧ツイッター)で祝福のメッセージを送った。「4年前と同じように、共に働く準備ができている。あなたも私もそれぞれ信念を持っている。敬意と野心を込めて。さらなる平和と繁栄のために」と投稿した。

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これは、英国のスターマー首相より約20分早く、さらに、「ドイツのショルツ首相とも話し合ったところだ。新たな環境のなかで、われわれは欧州をより強く、結束させるために働く。米国と協力し、われわれの価値観と利益を守る」と書き込んだ。

はたして愚図の石破首相はどうなるのだろうか。トランプとの関係がうまくいくかも、石破政権が参議院選挙まで持つかの分かれ目だ。