ホンダと日産、経営統合へ:持ち株会社設立も「弱者連合」の懸念

日経新聞によると、ホンダと日産は経営統合に向けた協議を開始し、持ち株会社の設立を検討しているとのことです。三菱自動車の合流も視野に入れ、3社統合で世界3位規模の自動車メーカーを目指します。背景にはテスラや中国勢の急成長があり、EV時代の競争力強化が狙いとみられています。

日産・内田誠社長と本田・三部敏宏社長 日産HPより

社名にも注目が集まります。

ホンダと日産の経営統合には課題が多く、日産はルノーによる株式売却問題を抱えています。経営再建と競争力強化にはホンダとの協力が不可欠ですが、ホンダ内部には提携への反発が予想されます。

日産はルノーが保有する株式の売却問題を抱えており、ホンダとの経営統合がスムーズに運ばないことが懸念されています。

ホンダはハイブリッド(HV)と二輪事業で収益を上げていますが、EV市場では苦戦中です。日産はEVに注力したものの、中国や米国でシェアを落とし厳しい状況にあります。

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しかし、経営主導権や企業文化の違いが障害となる可能性もあります。両社は従来の改善ではなく、新しい発想と迅速な意思決定で市場に対応し、新たな価値を生み出す必要があります。

【追記】日産とホンダは「経営統合の協議」という報道について否定し、公式発表ではないと説明しました。両社はこれまで将来的な協力について検討しているものの、現時点で決まったことはないとしています。今後何か決まれば、改めて発表するとしています。

 

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