東京美容外科の沖縄院院長である黒田あいみ医師が、グアムでの解剖研修の様子をSNSに投稿したことが問題視され、大きな批判を受けています。
黒田医師はブログやインスタグラムで解剖室内の写真を公開し、その中には献体の頭部や、他の医師と記念撮影をした写真が含まれていました。これらの写真の一部ではモザイクが不完全であったほか、笑顔でピースサインをしている姿が倫理的に不適切とされ、多くの批判が寄せられました。
東京美容外科の統括院長である麻生泰氏は、この件についてSNSで謝罪し、「解剖は外科医の技術向上において重要である」と釈明しました。
しかし、「問題の本質を理解していない」として、釈明もまた批判の対象となっています。
▼補足
なお黒田あいみ氏は謝罪済みで、東京美容外科のトップである麻生統括院長も謝罪されましたが、今回は献体に対する誠意の有無が争点になっていたにも関わらず「解剖は外科医にとって重要です」「日本ではなくグアムでの写真です」とズレた言い訳をしたため火に油を注ぐ形になってしまっています pic.twitter.com/bbGPh5RIIe— 滝沢ガレソ (@tkzwgrs) December 24, 2024
麻生泰氏は豊胸手術の第一人者と言われています。
黒田医師もブログで謝罪文を掲載し、「医師としての倫理観を欠いた投稿をした」として反省の意を示し、問題の投稿を削除しました。
一部では医師免許をはく奪しろという過激な主張も出てきていますが、それは無理筋です。
この一件はSNS上で大きな波紋を呼び、「ご遺体に対する敬意の欠如」や「ネットリテラシーの不足」といった観点から議論が広がっています。
麻生院長は、今後解剖セミナーの主催を辞退する意向を表明しましたが、医師のSNS利用における倫理観が改めて問われる事態となっています。