クリスマスに食べるべきは「フレンチ」ではなく「和食」

Deagreez/iStock

クリスマスが終わった週末に麻布台ヒルズに出かけてみました。ブランドショップが立ち並ぶ人気ショッピングエリアですが、思っていた以上に人出は少なく、ゆったりと買い物ができ、やま幸のマグロ握り(写真)も無事に手に入れることができました。

 

日本では12月前半は忘年会シーズンで団体利用のお店が混雑、クリスマスイブにかけてはカップルのフレンチやイタリアンが人気となり、クリスマス当日になると自宅でパーティ、そして26日からは年末モードに入ってお正月の準備という例年のパターンが繰り返されます。

私は人混みが苦手で、待ち時間が長かったり、予約が取れなかったりするのも嫌なので、なるべく人と違う行動をするように心がけています。

今年はクリスマス当日に定期的に通っている外苑前にある炉端の和食店で食事をしました。クリスマスの雰囲気とは全くの別世界で、カウンター席で日本酒やワインを飲みながら鴨や熊などの焼き物やいのしし鍋を楽しみました。

そしてクリスマスが終わってからはイタリアンレストランでのワイン会に出かけたりしていました。

日本人は人と同じ行動をしたがる傾向があるようですが、人が集中しているところに出かけても、混雑していてサービスも悪く、落ち着きません。人がいかないタイミングを狙って逆張りした方がゆったりと豊かな時間を過ごすことができるのです。

来年の元旦も初詣で神社やお寺は大混雑でしょうが、大みそかのうちに行けば良いと思ってしまいます。

混んでいる場所に行くのが目的なら別ですが、静かにお参りしてご利益を得たいと思うのなら皆が一斉に集まる正月に行く必要はありません。12月31日に明治神宮に行けば、正月とは対照的な静けさでゆっくり参拝することができます。

年末に蕎麦屋に行ったり、土用の丑の日に鰻を食べたりするのも同じことです。

旅行に行くのは土日祝日やゴールデンウィーク、お盆といったハイシーズンは避ければ、料金も安く人生はかなり快適になります。

天邪鬼と思われるかもしれませんが、ひねくれている訳では無く単に人が少ない時を狙って出かけたいと思っているだけです。

人と違ったパターンで行動することで、混雑の平準化にも貢献して、自分自身も気持ちよく過ごせれば最高です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年12月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。