シリア新政府が外交活動を開始:石破政権はまたもや遅れを取る?

アサド政権を崩壊させ、暫定政権を発足させたシリア新政権は国際社会からの承認を目指して活発な外交を展開させています。

新政府は初の外遊先にサウジアラビアを選びました。地域の有力国とのパイプ作りに急ぎます。

また、欧米諸国からもシリアに次々と使節が派遣されています。独仏は外相が直々に赴きます。

日本に近い国の多くは何らかの形で公式に新政府と接触を行っています。初動が遅いように見受けられることで、石破政権は外交が不得手だとまた言われそうです。

シリア情勢は日本の国益に直接的に関わっていないように見えます。しかし、日本は中東地域から石油資源の大部分を依存しており、内戦が続くシリアは石油の安定供給を妨げる不安要因となっていました。国益のためにも日本はシリアでの安定政権の樹立に寄与するべきです。

アブー・ムハンマド・アル=ジャウラーニー改め アハマド・シャラア指導者