アサド政権を崩壊させ、暫定政権を発足させたシリア新政権は国際社会からの承認を目指して活発な外交を展開させています。
シリア 暫定政権が進める新しい国づくりに期待する声聞かれるhttps://t.co/TSMm2wDLq0 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 1, 2025
新政府は初の外遊先にサウジアラビアを選びました。地域の有力国とのパイプ作りに急ぎます。
「シリア暫定政権の外相と国防相が2日、サウジアラビアの首都リヤドを訪問し、サウジのハリド国防相と会談した。
アサド政権崩壊を受け発足したシリア暫定政権の幹部が外国を訪問するのは今回が初めて。会談にはシリアの情報機関トップも同席した」https://t.co/gheRhgNKFm— 南行庵 (@nangyouan) January 3, 2025
また、欧米諸国からもシリアに次々と使節が派遣されています。独仏は外相が直々に赴きます。
独仏外相、シリアを訪問。 https://t.co/4S4aVMwZ4M
— 国末憲人 Kunisue Norito (@KunisueNorito) January 3, 2025
日本に近い国の多くは何らかの形で公式に新政府と接触を行っています。初動が遅いように見受けられることで、石破政権は外交が不得手だとまた言われそうです。
英、米、独、仏、伊とも、シリア新政権に代表者を派遣したのか…
日本政府、ゲル総裁をキーウにもまだ送ってないし、重要な場所に動くのが遅いような… https://t.co/iGFR5V8KFD— 常岡浩介☪国際的な法秩序を破壊 (@shamilsh) January 3, 2025
シリア情勢は日本の国益に直接的に関わっていないように見えます。しかし、日本は中東地域から石油資源の大部分を依存しており、内戦が続くシリアは石油の安定供給を妨げる不安要因となっていました。国益のためにも日本はシリアでの安定政権の樹立に寄与するべきです。
ドイツとフランスにとってシリアとは地中海を挟んでつながっている近い国、またシリア難民問題もあり、シリア情勢への関心が強い。アメリカはイスラエルの安全保障との関係で、さらに米民主党にとってはマイノリティのクルド保護の視点で、シリアへの関心が強い。がアジア諸国にとっては少し遠い国。 https://t.co/czFzrbJe37
— 福田安志 (@sadashifukuda) January 3, 2025