兵庫県百条委員会奥谷委員長『訂正報道無い限りMBSは記者会見出禁』:「パワハラ認定へ最終調整」誤報にMBS『裏は取れている』

ふてほど 事案

兵庫県議会百条委員会奥谷委員長『訂正報道無い限りMBSは記者会見出禁』

兵庫県議会百条委員会の奥谷謙一委員長がTBS系のMBS毎日放送が「百条委員会がパワハラ認定の方向で最終調整」と報じたことについて記者会見を行いました。

この中で『MBSは記者会見出禁』の発言がありました。

奥谷委員長 昨日神戸支局の方に申し上げたんですけれども、こういったパワハラ認定に向けて調整中みたいな報道をされると、あたかも我々が結論に向けてこれから議論を進めていくというか、そういった誤った印象を県民の皆さまに与えてしまうというおそれもありますし、また、各委員さんの議論にも悪い影響を悪影響を与えるおそれがあるというふうに私の方で判断しましたので、訂正の報道をして頂けない限り少なくとも私はMBSさんの取材にお答えすることは一切ありませんし、また、こういった記者会見の場でも曲解をされて報道されては困りますので、記者会見の場には来ないように私の方からは伝えました

「パワハラ認定へ最終調整」誤報にMBS『裏は取れている。奥谷委員長の主張も受け止めた上で今後も報道』

斎藤知事の「パワハラ認定へ」報道は「裏が取れている」 民放が訂正に応じずと百条委員長 – 産経ニュース

報道した毎日放送(MBS)の広報担当者は同日、「確かな取材に基づき放送した。奥谷委員長の主張も受け止めた上で今後も報道していく」とコメントした。奥谷氏によると、同社に訂正を求めたが、「裏(事実確認)が取れている」として応じなかったという。

当のMBSはというと、『裏は取れている。奥谷委員長の主張も受け止めた上で今後も報道していく』という、超強気のコメントをしていました。

他の委員や委員長が否定してるどころか訂正要求までしてるにもかかわらずこのような態度というのは、黒幕が別に居て差配してるって、コトですか?()

委員らの議論に影響を与えてやろうという意図でやっているなら論外ですし、仮に委員の内の一人が「漏らした」り、個人的な願望や予測を語っていたとしても、この時点でのこのような情報は、国民・県民にとって不必要です。

既に、2024年の段階で「県民局長文書に関して百条委員会や奥谷委員長、斎藤知事がパワハラを認めた!」という誤った理解が広まった例があります。そのせいで奥谷委員長に対する攻撃的な言説も発生してしまいました。

有権者の知る権利に資するのが報道で、それは公権力側のやっている行いをチェックし、判断するためのものですから。それにまったく寄与しない情報なんですよ。

マスメディア、と言っても、全国紙とかその系統のテレビ局が、夏以降に地元紙メディアや記者の認識とズレた事を報じてエンタメ化している。まさに昨年12月に話題になった「ふてほど」事案です。


編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2025年1月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。