大石英司氏も仰っておりましたが、税金を食い散らかしてムダ遣いしたい東京都が三味線弾いているのでしょう。
東京に平和祈念館建設を 市民団体が訴え 吉永小百合さんらも賛同 朝日新聞
東京都が1990年代に計画していた「都平和祈念館(仮称)」の建設を訴える市民団体が20日、都庁で会見を開き、都や都議会に具体的な計画の推進を求める「緊急アピール」を発表した。
会見したのは、市民団体「東京都平和祈念館(仮称)建設をすすめる会」。アピールでは、「東京大空襲の記憶をよみがえらせ、語り継ぐための祈念館の建設で、平和を求める声を世界に発信すべきだ」と訴える。
現時点で83団体と、映画監督の山田洋次さんや俳優の吉永小百合さんなど236人の個人から賛同を得ているという。
今後、式典の場やウェブ上で署名を募り、都議会への請願も予定している。代表世話人の児玉洋介さんは「戦争体験者にとって戦後80年のいま、思いを伝えられる最後の時期を迎えている。都は(計画の推進に)大きく踏み出すべきだ」と話した。
お気持ちや情緒の平和祈願は個々の心のなかに留め置くものであり、それで平和が来るのだというのは公衆の面前でやるオ〇ニーです。ぼくは山田洋次や吉永小百合のオ〇ニーなんてみたくもない。ただ私人が自腹でやるのは別に止めませんよ。
自分たちは被害者だと被害者仕草を今回の件は税金使ってやるのが問題です。しかも一回だけのイベントではなく延々と施設の維持費が必要であり、税金を食い散らかす所業ですから到底ゆるせません。
率直に申し上げて、被災地や戦地に千羽鶴送りつけるようなメンタリティの人たちが何を祈ろうと平和は来ない。
つくるのであればロンドンにあるような戦争博物館ですよ。戦争とはなにかということを知るための施設を作るべきです。ところが兵器を展示するなど戦争賛美とか言い出すのがこの手の平和情緒の人たちです。そんなに情緒で平和になるなら、山田洋次や吉永小百合がウクライナやガザの最前線でお気持ち表明して戦争をやめさせればいいでしょう。安全なところで公開オナニーしてもなんの解決にもなりません。
彼らは戦争は嫌いだから平和を唱えましょうというスタンスです。ですが、それは病気が嫌いだから病気のことを知る必要はない。ひたすら「真のお母様」にお祈りすれば健康になれますと言っている宗教みたいなものです。だから軍事や戦争について知ることを拒否するし、それをする人たちを軽蔑する。
こういう観念平和主義が防衛論議を歪めます。まともな防衛論議が成立しない。だから防衛省や自衛隊のムダ遣いも可視化されないし、歯止めが効かない。彼らはむしろ軍拡の協力者です。この手の「平和主義者」が増えれば増えるほど日本の国防が弱体化するので覇権主の中国は大歓迎でしょう。かつて平和主義団体や政党にソ連の資金が流入していました。
彼らは現実の軍事や戦争に無知なのでまったく的はずれなことをいう。それを異常だと思う知性がない。それは宗教です。都の税金で「宗教施設」作ってはいけません。
念仏唱えて平和になるなら誰も苦労はしません。
対して東京都や各区の図書館では「はだしのゲン」とか「お気持ち平和主義」の本は多く蔵書がありますが、軍事に関する蔵書は少ない。ストックホルムの平和研究所の年鑑やミリターバランス、ジェーンズの年鑑などの個人が買えない資料をおいていることろは日比谷図書館ぐらいで、後ほとんど無い。その他軍事に関する書籍は少ない。
怪しげな「宗教施設」をつくるくらいならば、都や区の図書館に軍事関連の書籍を増やすことをお勧めします。
【本日の市ケ谷の噂】
2009年 12月25日第9戦車大隊の元戦車中隊長が、クリスマスに結婚式をあげたいと希望し、幹部、元中隊隊員を強制的に出席させた。招待状は秋に年末旅行の予約後に配られたので 多くの隊員が年末年始の家族旅行をキャンセルさせられた。当然人格は推して知るべしで、 部隊隊員からはだれからも祝福されることのない結婚式だった、との噂。
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財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
防衛(参考資料)
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料
防衛
防衛(参考資料)
編集部より:この記事は、軍事ジャーナリスト、清谷信一氏のブログ 2025年1月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、清谷信一公式ブログ「清谷防衛経済研究所」をご覧ください