冬の北海道の札幌を侮ってはいけない

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2泊3日で札幌に来ています。地元の友人から予約の取れないお寿司屋さんのカウンター席が押さえられたとの連絡を2か月前にもらい、せっかくなので3日間で飲み歩き、食べ歩きをしようという魂胆です。

北海道には年に数回は来ていますが、真冬の1月は久しぶりかもしれません。出かける数日前から寒波の襲来が報道されて、飛行機が遅延や欠航になるのではないかとハラハラしましたが、ほぼ定刻に到着しました。

しかし、札幌駅前では大雪で吹雪のような天気です。すすきののホテルまでタクシーで行こうとしましたが、駅前のタクシー乗り場は長蛇の列で諦めました。地下鉄で最寄り駅まで行ってそこから吹雪の中を革のブーツでスーツケースを引きずりながら歩いていると、ブーツの靴底がはがれるというアクシデント。靴下がビチャビチャになりながら何とかホテルに辿り着きました。

今回はいつも予約しているマリオット系列のホテルが満室で予約できませんでした。これは最近の札幌では初めてのことです。仕方ないのですすきのにあるビジネスホテルに泊まりました。

こちらも宿泊客は多く、半分以上はアジア系をはじめとする外国人です。

中国の春節のタイミングに当たってしまったからなのかもしれませんが、どこも外国人だらけで数年前とは様変わりです。

夕食は友人がセレクトしてくれたワインとスパイスのお店に連れて行ってもらいましたが、歩けなくはない距離であっても雪道はタクシー移動が原則です。早い時間のすすきのにはタクシーがたくさん走っていて助かりました。

爽やかな気候で街中を歩いて散策できる季節とは異なり、雪で滑りやすく視界の悪い道は緊張して歩かないと危険です。

観光客で賑わう冬の北海道はホテルの予約を早めに行い、防寒と雪でも滑らない靴を用意する。そして遅延や欠航に備えて時間には余裕を持って移動する。

冬の北海道の札幌を侮ってはいけません。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年1月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。