三井住友銀が「年功序列全廃」で中堅社員はどうなる?

三井住友銀行は、2026年以降の報酬制度について新たな案をまとめました。従来の年功序列による給与制度を見直し職務に応じた給与体系へと改めます。これにより、30代前半で管理職に就く社員の給与を最大2割引き上げる一方で、勤続年数が長くても職務や役割に応じて減給の可能性も視野に入ってくるそうです。

同行はすでに2026年4月に入行する大学新卒者の初任給を月額30万円に引き上げる方針を発表しています。現在の初任給は25万5000円であり、今回の引き上げにより18%の増額となります。

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報道の通りに実施されるとすれば、高い給与をもらいながらあまり業務に関与していなかったベテラン社員は一掃され、代わりに年収500万円程度の社員が窓際に残るような状況になるかもしれません。

ジョブ型への移行自体は悪くないかもしれませんが、正直なところ、40歳前後になってから急にジョブ型に移行すると言われても、対応が難しい方が多いのではないでしょうか。

銀行の人事制度改革は進んでいますが、どの銀行も似たような仕組みを採用しているように感じる人もいるようです。

氷河期世代はやっぱりなかったことにされてしまうのでしょうか。

ジョブ型への急速な転換は、これから勤め上げるサラリーマンにも覚悟が求められてるようです。