ノンアルコールでお寿司を食べるという「人体実験」

Oleksandr Melnyk/iStock

お寿司は大好物の1つで、いつも日本酒やワインを合わせて頂くのが定番です。お酒を飲まないで食べるのは、ありえない想定でした。

 

ところが、今週紀尾井町のいつものお寿司のお店で、いつものメンバーでランチの予定がありました。夜の予定もなかったことから禁酒日にして、お昼も敢えてアルコールも飲まない「人体実験」をやってみることにしました。

こちらのお店での会食は毎回決まった気の置けないメンバーで、お寿司のメニューもほとんど変わらない安定した環境です(写真)。毎回日本酒とワインのペアリングでアルコールを注文していたのを、お茶とレモン炭酸水だけにしてみました。

実際に食事が始まると、お寿司を食べることよりもメンバーとの楽しい会話と情報交換に夢中になっていて、気がつけばあっという間に2時間以上が経過していました。

不思議なのは、アルコールを一滴も摂取していないのに話が盛り上がったせいか、何だかお酒を飲んでるようなハイテンションな気分になったことです。

逆に言えば、お酒を飲まなくても、何ら支障がなかったとも考えることができます。

本当に食事に集中するようなときには、もしかしたらそれに合わせた飲み物を一緒に楽しんだほうが満足度が高いのかもしれません。

しかし、少なくとも今回のように大人数で食事をしたり、会食のようなコミュニケーションが主目的の食事においては、アルコールはそれほど重要なものではないことがわかりました。

お昼からアルコールを飲まなかったせいか、いつもの午後から夕方まで廃人のような生活パターンにはならず、終わってからすぐに仕事をテキパキとすることができました。

今回の経験に味をしめて、これからはお酒を飲まずに外食する機会を増やしていこうと思います。

という訳で、第1回目の人体実験は取り敢えず大成功に終わり、やってみて良かったと満足しました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年3月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。