満席のスタバを勉強部屋代わりに使うのはアリか?

東京も気候が良くなってきたせいか、カフェに外出する人も増えてきたようです。

 

私がよく利用しているスターバックスは、タワーマンションの1階にあるせいかお店が狭いにもかかわらず常に来店客が多いお店です。

特に週末になると、朝から満席になって座る場所がなくなることも珍しくありません。

様々なお客さんが来ていますが、若い人たちに意外に多いのが参考書やパソコンなどを持ち込んで、長時間勉強部屋代わりにしている人たちです。

また、パソコンの画面上を使って会話しながら、ズームでミーティングをしている人もいます。

スターバックスには長時間席を占拠してはいけないという利用時間制限のルールはありません。また席で携帯電話やパソコンを使って会話をしてはいけないルールもあるわけでもありません。

朝から晩までスタバで勉強しようが、取引先や社内のスタッフとのミーティングを行おうが、どちらもルール違反ではありません。

しかし、次々と新しいお客さんが入ってきて、座る席に余裕がないときには、自分の他の人たちのために自分の利用時間を配慮し長時間独り占めしないのが大人のマナーではないでしょうか?

また、イヤホンなどを使わずに音声を出しながらミーティングを行うのも、マナーとしてはいかがなものかと思います。

マナーが改善されないのであれば、店舗側に新しいルールを導入してもらうしかありません。

例えば、混雑時の1回の利用時間上限を90分までに制限し、時間を超えたらスタッフが声をかけるといった対応です。

あるいは、座席での携帯電話の利用や、オンラインミーティングなどの禁止といったルールの導入も必要になるでしょう。

何を持ってマナーとするのかの基準は、人それぞれの考え方があると思います。

大人の対応ができない権利ばかり主張するマナーの悪い人が増えてくると、細かいルールが必要になってきます。成熟度が下がったルールだらけの社会とは何とも息苦しく感じます。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年3月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。