「ホワイトハラスメント」という言葉が話題になっています。「ホワイトハラスメント」とは、上司や先輩が部下や後輩、同僚に対して、過度に気を遣い、仕事や指示を与えないことにより、かえって精神的な負担をかけたり、成長の機会を奪ってしまう行為を指します。「ホワハラ」と略されることもあります。
何をしてもハラスメント扱いされる現代のハラスメントリストに、ハラスメントにならないように配慮する「ホワイトハラスメント」が加わってしまいました
何をしても、何をしなくても、それは立派なハラスメントです pic.twitter.com/aFyw7XQSAP— ゆるお (@yurushosho) March 23, 2025
「もう何もしない方がよいということなのか」と戸惑う声も散見されます。

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上からのプレッシャーや下からのパワーハラスメントに耐えてきた就職氷河期世代は、あまりにも気の毒ではないかという声が少なからず聞かれます。
「過剰な優しさ」が逆にストレスや不快感を与えるホワイトハラスメントがある一方で
上からプレッシャー、下からはパワーハラスメントを受け耐えてきた就職氷河期世代って可哀想すぎない⁉️
— 激バズ3rd (@gekibnews) March 23, 2025
上司からの圧力や部下からのパワーハラスメントに耐えてこざるをえなかあった就職氷河期世代の人たちは、あまりにも気の毒ではないかという声も多く聞かれます。
なんでもかんでもハラスメントにされて、ここにホワイトハラスメントまで加わったら、もはや給料が高いだけで使いづらい若手は採らないほうがいいんじゃないか?これなら氷河期世代採用したほうがいいだろ。 pic.twitter.com/MZYaq6Ao7K
— お侍さん (@ZanEngineer) March 23, 2025
一方で、若年世代のメンタルを心配する声も。
ホワイトハラスメントって何だよ
気を使う上司が感じるハラスメントかと思ったら、気を使われすぎて部下が…って
ガラスのメンタルかよ
はたらくなよ— かりん (@gonta_i) March 23, 2025
ホワイトという言葉も多義的・文脈依存的になっていて曖昧模糊としたものとなってきました。
退職理由からハラスメント対策の構造化
ハラスメント発生の実態はざっくり下記に区分されます
・ブラック=確定的なOUT
・グレー=曖昧なライン
・ホワイト=問題無し各境界線で何が起きているか、起きている事の責任の所在は、上司なのか部下なのか会社制度なのか。正しく見極めなければなりません
— 川口優孝 | Exit Interview(退職面談)の専門家 (@exit_interview_) September 4, 2024
この言葉は、2024年放送のドラマの中で話題となりました。ドラマ内では、上司が「私がやっておく」「残業はしなくてもいい」と部下に声をかけた際、部下が「適切な指導が受けられないのはホワハラだ」と不満を示すシーンが登場し、注目を集めました。
ホワイトハラスメントなんてあるのかと思ったら9ボーダーの造語っぽい?
でも浸透してしまいそうだな。
— テンペンロイド©沼津系著作権科VTuber (@TempemLoid) May 4, 2024

TBSドラマ『9ボーダー』公式HPより
あらゆる行為がハラスメントとなりかねない時代、日本の職場とサラリーマンはどこへ向かうのでしょうか。