トランプ氏が国連大使に指名していたエリス・ステファニク下院議員の人事案が撤回されました。その理由はステファニク氏の辞任後に実施される補選で共和党への逆風が懸念され、敗北した場合、下院での多数派が失われる可能性があるからです。
トランプ氏、下院議員の国連大使指名を撤回 議席維持のため
共和党が議会でステファニク氏の議席を失う余裕がないことを認める異例の展開https://t.co/6NJ6XtNK7y
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) March 27, 2025
26日に、昨年の大統領選にてトランプ氏がハリス氏を大差で下したペンシルベニア州ランカスター郡の州議会上院の特別選挙で民主党が勝利を収めました。
関税引き上げ等の不人気な政策を推進しているトランプ政権の風当たりが強まっていることを象徴する選挙結果となりました。
With Election Night Results finished Democrat James Malone appears to have Flipped Pennsylvania’s 36th Senate District after Trump won it by ~15% in 2024 the district covers around half of Lancaster County. pic.twitter.com/D35vE1nc44
— 🇺🇸North Carolina Mapper🇺🇦 (@UniteCarolina) March 26, 2025
選挙当夜の結果が終わり、民主党のジェームズ・マローン氏は、2024年にトランプ氏が約15%の差で勝利した後、ペンシルベニア州第36上院選挙区をひっくり返したようだ。この選挙区はランカスター郡の約半分を占める。
共和党が負けるはずがないと見られていたフロリダ州の下院補選も雲行きが怪しくなってきました。以前まで補選が実施されるフロリダ州第六選挙区から選出されていたウォルツ氏のスキャンダルも影響するかもしれません。
Democrat Josh Weil leads Republican Randy Fine 44%-41% in Florida’s 6th District, which backed Trump by over 30 points as special election looms.
— NewsWire (@NewsWire_US) March 27, 2025
フロリダ州第6選挙区では、民主党のジョシュ・ウェイル氏が共和党のランディ・ファイン氏を44%対41%でリードしている。同選挙区は、特別選挙が迫る中、トランプ氏を30ポイント以上支持している。
現在、下院で共和党と民主党の議席数は5議席しか違いません。火曜日に予定されている補選で共和党が敗北すると、採決の際に欠席者が造反が出た場合に法案が通せなくなる可能性があります。
"In light of the passing of the gentleman from Arizona, Mr. Grijalva, the whole number of the House is 431"
(per @CraigCaplan — 218 Republicans, 213 Democrats & 4 vacancies [Rs Gaetz-FL01 & Waltz-FL06, Ds Grijalva-AZ07 & Turner-TX18] ) pic.twitter.com/gqNuVORq0k
— Howard Mortman (@HowardMortman) March 14, 2025

イリース・ステファニク氏インスタグラムより