その反応は逆効果!なめられた時にNGな行動3選

黒坂岳央です。

仕事やプライベートなど対人関係において、一定数どうしてもなめてくる人がいる。筆者も記事や動画を出すことで、たまにそうした相手からコメントが入ることがある。

なめられた時に思わずやってしまう行動があるが、実はそれらが逆効果になることも少なくない。

筆者の独断と偏見で取り上げていく。

masamasa3/iStock

1. 感情的に反応する

普段我慢強い人ほど、なめられ続けてプッツン来ると怒鳴り散らしたり、キレることで反応してしまう。だが、これは絶対にやらない方がいい。なぜダメなのか?

まず、なめてくる側の心理に立ってみれば「相手はせいぜい、この程度の人間だろう」と下に見てきている。そこで感情を爆発させ、それが相手が制御可能な範囲と感じさせれば「やっぱり大したことがないな」とますます軽視される原因を作ってしまう。

さらに、職場や社会的な場では、「感情で動く人間」は信頼されにくくなるので損をするのは自分だ。

「怒って見せればなめてくる態度はやむのでは?」と思うかもしれないが、逆効果になることもある。

2. 笑って我慢する

「相手も自分の悪意に気づいてくれるだろう」「自分が我慢すれば波風も立たない」という発想は、日本人にありがちな戦略だが、相手はそれをみてますますエスカレートさせてくる。

「この程度の攻撃をしてもまだまだ反撃してこない」「こちらに恐れをなして媚びている」と誤ったメッセージを送り、ますます相手の加虐欲を刺激することになる。

3. ネチネチ陰口を言う

相手からなめられた時、悪評をばらまいたり陰口を言うのはおすすめしない。

一時的にはスッキリするが、問題はそれを見聞きする周囲に悪印象を与えてしまい、「陰湿な人」「卑屈な人」と見られるだけでなく、相手の耳に入れば反撃されるリスクも有る。下手をすると「誹謗中傷された」などと攻撃させる材料の提供になりかねない。

有効な対処法は?

なめられた時に有効な対処法はあるのだろうか?複数取り上げていく。

1つ目は、冷静に相手に質問をすることだ。たとえば「本当に君ってバカだよね」といった侮辱発言をされたり、舌打ちされた時には「なぜ今バカだと言ったのですか?」「なんで今、舌打ちしたんですか?」と聞く。

質問をされると相手は非常に分が悪い。元々、自分に攻撃する正当性などないのだから答えに窮するし、周囲にもカッコ悪い。反撃として一番いいのは質問をすることだ。

2つ目は無視である。無視、といっても笑ってごまかすといったレベルではなく、まるで最初からそこに存在していないかのように無視するのである。無視されてダメージを受けない人は存在しないのでほとんどの場合はこれで解決する。

「痛いとこ突かれて反応できない?笑」など、相手からどれだけ煽られても、一切反応してはいけない。分かり合う必要はないし、説得させる必要も相手のニーズに答える必要もない。他の人には丁寧に接しているのに、自分だけは完全に無視されるのだ。

特にクソコメを送る、という非生産的な行為に貴重な時間を使い、自分の人生を良くする気概も根性もない一派には耐え難い苦痛になる。ネットならブロックして完全に無視、リアルでも無視するのが一番効く。

生きていればどうしても理不尽な相手に出会うことは避けられない。そんな時はできるだけ低コスト、省エネで上手に対応していきたいものである。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。

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