「オンリーワン」になるには「掛け算思考」が有効

晴海フラッグのパーティールームを借りて、お寿司パーティーを開催しました(写真)。

今回は中央区議会議員でお寿司も握れる高橋元気さんにお願いして20人分のお寿司を握っていただき、参加メンバーが持ち込んだお酒と一緒に楽しみました。

高橋さんはお寿司をきっかけに区民との交流を行い、そこから組み上げた要望などを区政に反映するユニークな政治活動を行っています。

片手間にやっているように見えるお寿司ですが、豊洲や築地から直接ネタを仕入れて握ってくれる本格的な江戸前寿司です。

ほとんどの有権者は区議会議員と普段はあまり接点がありませんが、このような形でコミュニケーションを取ることにより他の区議会議員には得られない情報を得て、オンリーワンの政治を実現させることができます。

vchal/iStock

仕事に成功するために大切な事は「オンリーワン」の存在になり、競合ライバルと差別化していくことです。

例えば、メジャーリーグの大谷翔平選手ような圧倒的な自己ポジションを作れればオンリーワンになることができます。

しかし、多くの人にとって大谷選手のように1つの分野で頭抜けた存在になる事は簡単ではありません。

そこで、私が提唱しているのは「掛け算思考」です。

1つのことではオンリーワンになれないとしても、別のことを組み合わせることによって、希少性を高めていく方法です。

高橋さんは「区議会議員×お寿司」という掛け算をすることで、オンリーワンの価値を生み出すことに成功しています。

この方法は誰でも実践することが可能です。

政治×お寿司だけではなく、例えば、「宅建×英語」「ライター×カメラマン」「音楽×お酒」など、掛け算の組み合わせは無限です。

自分に何か1つの強みがあったら、それに何を組み合わせると希少性が生まれるのかを考える。

ちなみに高橋さんは中央区住民でなくても依頼があれば出張でお寿司を握ってくれるそうです。

高橋さん、大変美味しいお寿司をありがとうございました!


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年5月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。