マイクロソフトは、全従業員の3%未満にあたる約6000人の人員削減を発表し、その中で特に中間管理職の削減に重点を置いています。好調な業績にもかかわらず、人工知能(AI)やクラウドを軸とした新たな事業モデルへ移行する中で、意思決定の迅速化とコスト削減を図るため、従来の階層的な組織構造を見直しています。
Microsoft、世界で従業員6000人削減 好業績でもAIシフト急ぐhttps://t.co/bvEMhPBDQb
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) May 13, 2025

Jean-Luc Ichard/iStock
具体的には、管理職1人あたりが担当する部下の数を増やすことで、管理層の数を減らす方針を明らかにしています。
これは、AIの導入により業務の可視化や進捗管理が容易になったことで、従来のような“中間”での調整役や報告業務を担う管理職の役割が不要になりつつあるためです。
マイクロソフトが5月に中間管理職の人員削減を行うらしい。
管理職1人が管理する部下の人数を拡大し、コスト圧縮等を図る狙いがある模様。
昔某大手SIerでも同じ施策を行なったけど、管理職の負担と責任が増した結果、品質低下や離職を招いただけだった。
今回はAIもあるしうまくいくかな?— Ishidai (@ishidai_it) April 24, 2025
アメリカでは中間管理職を大胆にカットする動きが広がっており、マイクロソフトだけでなくMETA(旧Facebook)なども同様の施策を進めています。これらの企業は、重要性の低いプロジェクトとともに中間層を整理し、意思決定のスピードを上げる経営体制を目指しています。
METAが更に13%の社員をリストラ
重要でないプロジェクトと人員の削減と意思決定のスピードを速めるために中間管理職をカットしていく。
中間管理職のカットはアメリカっぽい。日本は中間管理職だらけで手続きだけで仕事が終わってしまう感じ。— マゼラン (@fun00555129) March 8, 2023
一方で日本企業では、いまだに中間管理職が多く、手続きや社内調整に多くの時間を割いている現状があります。しかし、AIの進化によって報告・管理・調整といった業務は機械でも代替可能となり、今後は中間管理職が不要になる流れが加速すると考えられます。
非管理職の労働時間に事実上の総量規制がかかった現状では中間管理職にその皺寄せがいっているのは事実で、このままだと管理職のなり手がいなくなるので、中間管理職の年俸アップか総業務量の削減で調整されるのが筋で、今はその過渡期なんだと信じたいですね。
— OS (@OpenSoliloquy) February 23, 2023
こうした変化の中、企業は人材構成を見直し、管理職に依存しないスリムで柔軟な組織体制への転換を迫られているのです。
リストラ対象の氷河期世代は、中間管理職として上からプレッシャー、下からはハラスメントを受けながら会社を支え耐えてきたのに、この仕打ち・・・
理不尽だと思う❓仕方ない❓
>パナソニックHDが1万人規模の人員削減を発表 全従業員の約4%「赤字事業の終息も進める」
pic.twitter.com/WTC0jIQ5TH— 激バズ3rd (@gekibnews) May 9, 2025






