日本語が通じない相手であると認識せよ

鳥取の菅直人こと石破茂ですが、居座るために時間稼ぎが酷いですね。

石破の側近達は時間稼ぎをすればそのうち忘れると考えて今さえ誤魔化せれば居座れると考えているようです。

総理になって何をするかではなく、総理になることが目的だった男。

この点で鳩山由紀夫や菅直人や野田佳彦と同じでしょう。

他の人達の心は1ミリも理解しようとしないところが石破茂の最大の特徴なのだろうと思います。

石破茂というのは自己愛しかない。

自分にしか興味が無い。

そういう人間でしょう。

これまでも総理になるために派閥を作ったのに派閥の勉強会や会合を無視して出ないを繰り返し、さすがにこれじゃ不味いと慌てた田村ら側近に説得されて渋々ながら石破派の会合に出たというエピソードがあります。

また、イージス艦衝突事故の際は防衛大臣でありながら、自衛隊員達の名誉を守ろうとも隊員達を信じようともせず、マスゴミに迎合してさっさと処分を行いました。(後に隊員達には過失がなかったことが裁判で証明される)

民主党が国会の質問時間の7~8割を持っていって自民の若手議員達には質問の機会すらないのは問題だと主張した石破派の議員に対して、自民叩きだけがしたいマスゴミがこれを批判すると石破茂は自派閥の議員を庇うことなくマスゴミに媚びてマスゴミの論調に乗っかって自派閥の議員の方を批判しました。

甘やかされて育ってきた事もあってか、他の人の気持ちを理解しようとする姿勢も他の人の気持ちを理解出来る回路も欠如しているように思います。

派閥を作ったのに派閥の議員達のために働く事は全く無く、たとえば徳島の選挙区と比例をコスタリカ方式で交代でやってきたともに石破派だった後藤田正純と福山守について、派閥のボスとしてなんら調整に入るようなこともせずに放置しましたし、派閥のボスとして子分達に大臣ポストを取ってくるような事もしませんでした。

石破にとって石破派というのは自分が総理になるためだけのツールでしかなかったのです。

それじゃ派閥の人達はただの使い捨てじゃないかって話になるんですが、石破茂は自分の事しか興味が無いので問題とも思わなかったのでしょう。

石破派がたいして続かずに消滅したのは当然だったのです。

さて、昨日の石破の出処進退についての各社の報道を見直すと、8月中に進退を決めるだの7月中に進退を決めるだの特に読売新聞に至っては退陣という号外を配ってましたが、すぐに石破が麻生元総理等との会合で続投を伝えたという記事が出て号外の内容がその日に否定されるという珍事に至っています。

なぜこんなことが起きたのか?

はっきり書きます。

ここからはブログ主の邪推です。

みなさまこのことは頭に入れてお読みください。

ですがこう考えるとなんとなく辻褄が合うのです。

石破茂という自己愛だけが突出していると言われてもおかしくない輩と、良識と配慮を以て筋を通そうとする麻生元総理との差が出たのだと思います。

おそらく麻生元総理は総理総裁に対して「辞めろ」という直接的な言い回しを避けたのでしょう。

これまでの自民党の総理総裁は「選挙に負けたから辞めろ!」などと引き摺り下ろされるような不名誉な歴史を残さないように、責任を取って自ら辞めてきました。

名誉を重んじ筋を大事にして良識を以て人に当たる麻生太郎元総理ならなおのこと総理総裁の出処進退に直接介入するような「辞めろ!」などという言い方は避けるはずです。

それでもこのまま石破が居座れば党は分裂することになります。

なにせその側近を含めて石破総裁をリコールするしかなくなるのですから。

ですので麻生太郎元総理は「このままだと党が分裂するかもしれないからせめて日程は明らかにした方がいい」くらいの事だけは言っていたと想像します。

他方、昨年の10月27日の衆院選敗戦直後に恥ずかしげもなく続投を表明した石破に対して、その居座りを容認したのが岸田文雄と菅義偉でした。

岸田文雄と菅義偉それぞれの派閥を使って総裁選で嘘までついて中間派を寝返らせて
石破を勝たせて自分達が党内権力を握る事に成功したわけです。

石破にすぐに辞任されては高市が総裁になるわけでそうなれば粛正までやってきてせっかく手に入れた権力を手放すことになります。

麻生派、茂木派、安倍派が手を組めば岸田派と菅義偉派(+二階派)と石破派では数が足りず勝てません。

まして今度は麻生派や茂木派から中間派を騙して寝返らせるのは至難の業でしょう。

嘘までついて総裁選をやった直後でしたからね。

石破がやめれば再び総裁選となるわけですが短期間に二度同じ手を使って成功させるのは無理があります。

昨年の衆議院選挙の大敗を考えたら党の事を考えるのなら、石破をすぐに辞めさせる以外の選択肢はなかったのですが、岸田文雄らはそうは考えませんでした。

だからこそ石破と森山の居直りが通用したわけです。

衆議院選挙、都議会議員選挙、参議院選挙といずれも大敗し、なお責任を取ろうとしない石破では筋が通りません。

ですが、岸田文雄と菅義偉という目先の権力のために昨年党を半壊させても石破を続投させてきたような程度の人達ですから、可能ならば権力を握り続けたいと考えると思います。

党を半壊させたというのに党勢を回復させる戦略が全くないまま石破を居座らせて参議院でも過半数割れにさせる程度なのですから。

参議院選挙が終わったからどうせあと3年は粘れる、くらいの気持ちではないでしょうか?

とすると岸田文雄も菅義偉も「責任を取るのが筋だろ」というような発言は自分からは言い出さなかったのではないでしょうか?

昨日の麻生、岸田、菅義偉と石破との会談では麻生が自民党の総理総裁のこれまでの歴史と名誉を守るために辞めろと直接的な言及を避けているのを良い事に石破茂は話を先送りするような曖昧な言い方をしたのではないでしょうか?

これが読売が7月中にも退陣の意思を表明へ、毎日が8月にも辞任と書くなど、各社の報じる内容がバラバラになった背景ではないかと思います。

この麻生らとの会談後に石破茂が「進退の話については一切出ていない」「党の分裂ということは決してあってはならないということ等々いろんなお話がございました」などと記者に答えています。

辞任したくないので話を都合良く持っていこうと考える石破茂。

相手を一応良識のある大人と扱い配慮をしてこれまでの自民党の総理総裁の名誉と歴史を守る為にも言葉を選んだ麻生太郎。

引き続き党内権力を握り続けていたいので石破に辞任をさせるような物言いを避けた岸田と菅。

それが各社の報道が混乱し、かつ石破の「進退の話については一切出ていない」などの記者への回答となった流れの実態なのではないかと思います。

これだと石破と会談した後に出て来た麻生が笑っているのもなんとなくわかります。

麻生太郎という人間は相手がダメすぎると呆れて笑うタイプの人です。

おそらく石破の対応に呆れて出た笑いだったのではないかと思います。

石破茂とその側近どもは可能な限りのらりくらりと時間稼ぎをして居座り続け、その間に反応も落ち着くという読みで動いているのだろうと思います。

今自民党がやるべきは歴代総裁の歴史や慣習なんてものは無視をして石破茂をリコールして一日も早く辞めさせる事です。

石破の居座りが一日でも多くなればそれだけ自民党はさらに深い傷を負うでしょう。

石破首相インスタグラムより


編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年7月24日のエントリーより転載させていただきました。