
石破内閣ではメディアばかり意識する小泉進次郞とかいう人が選対委員長になりました。
岸田がやってきた不記載問題による清和会への粛正を再び行う事を衆議院選挙対策として実行した責任者でした。
テレビしか考えていない石破もこれに乗っかり、この愚策によってマスゴミの思惑通りに選挙の争点を不記載問題にしてしまって大敗の大きな原因を作ったと言えます。
その後に選対委員長をやらされたのが木原誠二(岸田派)議員でした。
今回の参議院選挙の責任を取って木原誠二は選対委員長を辞めようとしましたが辞めさせてもらえませんでした。
ただでさえこれまで全く責任を取ってこなかった総理と幹事長がそのまま居座り続けようとしています。
これだけの大敗を続けて選対委員長には責任を取らせてしまうと総理と幹事長は全く責任を取ず居座り続けている事がさらに批判されるからでしょう。
こうした情けない理由から岸破政権は木原誠二選対委員長の辞任を許しませんでした。
その上であらためて野党との連携を探るなどと言っている状態です。
自民党内では両院議員総会開催のための署名集めが行われていました。
森山裕ら岸破政権執行部はこの署名集めに対しても署名者に圧力をかけるなど、恥ずかしげもなくお得意の恫喝で撤回や署名回避などをさせようとしていたようです。
岸破政権はこれまでも露骨に公認権を振り回して党内を黙らせてきました。
そうした彼らのこれまでを考えれば脅しは当たり前にやるだろうとは思っていましたが、もうなんというか人として大きな問題があるのではないでしょうか?
幹事長というのは選挙の最高責任者でもあります。
大型選挙三連敗にもかかわらず全く責任を取らない幹事長が森山裕です。
自分のお膝元の鹿児島県選挙区すら守れなかった人でもあります。
今回の党内の両院議員総会のための署名集めについても難癖を付けて両院議員総会の開催を阻止して石破内閣の居座りを続けようという動きが露骨です。
【総会招集署名、厳密に精査 「党則にのっとり対応」―森山自民幹事長】
自民党の森山裕幹事長は26日、両院議員総会開催を求める署名が党内から提出された場合の対応について「党則にのっとってやらせてもらいたい」と述べた。「それぞれの方に確認することも必要だ」と語り、署名は適正か厳密に精査する考えも示した。鹿児島市で記者団の質問に答えた。
党則は所属国会議員の3分の1以上から要求があれば「7日以内に総会を招集すべきもの」と定める。現在進んでいる署名集めは参院選敗北を受けた石破茂首相(党総裁)の責任追及に向けたもので、中心メンバーは「3分の1をクリアした」としている。
(2025/7/26 時事通信)
両院議員総会はまず会長1名と副会長2名を置きます。
事後に党へ報告を行い承認を得るという建て付けになっています。
自民党は党大会およびそれに付随する形で独立させており、両院議員総会に関する事は両院議員総会会長および副会長の権限です。

森山裕幹事長ら党執行部には両院議員総会やその開催手続の署名に介入する権利はありません。
それを森山裕ら執行部が署名内容の精査などと言い出して、署名に直接介入して両院議員総会の開催をさせないようにしようとするのは甚だしい越権行為であり党のルールを破壊する暴挙と言えます。
自民党史上二度目のあからさまな党内ルール破りになりかねません。
ちなみに一度目は岸田文雄が党内手続をぶっ壊して強行させたLGBT法案です。
それでも自民党内の保守派が抵抗して「理解増進法」という内容で留める事が出来たのが救いでしたが。
あの時に全力でこの暴挙に加担したことの見返りに岸田の内閣改造で大臣にしてもらったのが新藤義孝議員で、内閣官房副長官にしてもらったのが先日落選した森屋宏です。
岸田といい、石破、森山といい、いざとなったらルールを守らないのが左派ってことなんですかね?
さらに笑えるのがエマニュエル前大使は次の大統領選を狙ってトランスジェンダーを巡っての質問、「男性は女性になれるか」との質問に対し「いいえ、できない」と答えたことが報じられています。
こうなると党内に巨大な亀裂を作って支持層の離反を決定づけた岸田文雄が強行させたあのLGBT法はなんだったのかという話にもなりかねないのですが、まぁ、こんな程度でしょうね。
共産党やれいわ新選組あたりでは毎回公選法違反や著作権違反が指摘されるような状態でルール破りが常態化していて私達も感覚が麻痺していますけど、今般の居座りのために党内の手続すら守ろうとしない森山裕幹事長の姿勢はLGBT法の時の岸田の姿勢と同じく論外です。
これからの選挙に勝てる見込みも、政権運営が続けられる見込みもないのになお居座り続けようとして森山裕ら石破の側近達は政治史に自分達の汚名を刻むつもりでしょうか?
これまで石破茂と森山裕のコンビを利用して党内権力を握ってきたのが岸田文雄と菅義偉です。
岸田文雄は党内での権力闘争のために清和会への粛正を続けました。
そして石破内閣では不記載問題をわざわざ蒸し返して岸田の時の党の処分の上にさらに処分を重ねる暴挙を実行しました。
これにより衆議院選挙においてわざわざ不記載問題を選挙の争点としてフォーカスさせました。
マスゴミがこれ以上無いくらい望んでいた判断でもありました。
これが決定打となって昨年の衆議院選挙大敗へ至りました。
岸田文雄がバックに居て彼の意向も強く反映されてきたためでしょう。
党内の保守系に巻き返されないために森山裕幹事長は露骨に公認権を振りかざして党内を黙らせてきましたし、特に親安倍晋三系の有力議員達は党員資格停止か除名状態のままでした。
西村康稔らは5月にようやく党員資格停止が明けましたが、一部の有力議員は除名状態です。
二階俊博と非常に近く、二階俊博引退後は党内の媚中派最有力の1人として訪中を行うなど、媚中派議員である事を隠さない森山裕は、高市早苗に点数を稼がせないという実にくだらない理由から、2023年の奈良県知事選挙では自民党奈良県連の擁立した候補者を応援せず、わざと保守分裂選挙を作り出して共倒れに持ち込んで維新の山下真とかいうのを勝たせました。
森山裕というのは党の利益ではなく、二階派、媚中派を優先して露骨な妨害工作もやってきた私情を優先する政治家と言えます。
岸田文雄の党内保守系粛正の流れにこうした二階派、媚中派ファーストの私情も乗せて、世耕弘成議員については絶対に復党させない事を公言してしまうような人です。
今回の参院選の和歌山県選挙区では森山裕が何としても勝たせたかった二階息子が負けて、世耕弘成議員が推した望月良男が当選しました。
また森山裕幹事長のお膝元の鹿児島県では元自民党議員の尾辻秀久の娘、自民党鹿児島県連の候補公募で蹴られた尾辻朋実が(この辺りも森山裕が自分に近い方を選んだという背景からでしょう)
立憲共産党の協力を得て当選しました。
選挙に負けるどころか自分のお膝元すら守れない。
そんな森山裕も80歳です。
いつでも下野させられかねない状態まで党を壊しておいて、なお恫喝や嘘などを使っても居座り続けようとするようなそんな人はとっとと更迭するしか手が無いと思います。
今日の両院議員総会では新総裁選任を急いで実施することで居座り続けようとする石破、森山コンビについては、しっかりと総裁リコールまで手続を取って諦めさせなければ、党をさらに壊してでも居座りを続けようとするでしょう。
少しでもまともな判断ができるような人であったのなら、ここまで党をボロボロにして、なお嘘や恫喝を続けてでも居座ろうとできるはずがないのですから。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年7月28日のエントリーより転載させていただきました。






