犬にはそろそろ「ペット税」を課したほうが良いかもしれない

ワンコのピノくん(写真)と生活するようになって毎日の生活パターンが大きく変わりました。早起きした日は近くのスタバまで散歩するのが日課です。

1人で散歩している時とは違って、歩いている時はワンコが道端に落ちているものを食べないようにするために、常に地面を見ながら歩く習慣がつきました。すると以前とは見える情景がずいぶん変わります。

地面には落ち葉、タバコの吸い殻、食べ物のゴミなどもたくさん落ちていますが、気になるのはペットの落とし物です。う◯ちをそのまま放置して立ち去るマナーの悪い飼い主が意外に多いことに驚きます。

私は連れ歩く時はペット用の脱臭機能のあるビニール袋を持参。お散歩の時には毎回通常2回は回収作業を行っています。テイクアウトしたビニール袋は厳重に密閉して自宅に持ち帰ってゴミとして捨てています。

最後はペットボトルの水で流して清掃しますが、テイクアウトしたとしてもやはり道路は汚れてしまいます。これはオシッコした場合も同じです。

マナーの良し悪しに関係なくペットを散歩させれば公共エリアを汚してしまう。であればその清掃コストはペット税として飼い主から徴収するべきでは無いかと思います。

同時に防犯カメラなどで飼い主の行動をチェックして、マナーを守らない飼い主にはペナルティを課すのがフェアでは無いでしょうか?

これはタバコを吸う人と同じです。マナーを守る愛煙家もいると思いますが、吸い殻だけではなくタバコの煙による健康被害は無視できませんから、喫煙者全体でそのコストを負担すると共に、ポイ捨ては取り締まっていくべきです。

ペットの落とし物に対する対応は国によって違うと思います。フランスのパリでは日本のようにペットの落とし物を拾う習慣がありません。習慣の異なるインバウンドの人たちが増えれば、張り紙のお願いといった日本的な生ぬるいやり方では解決できないトラブルが増えてきます。

道端のペットの落とし物を見る度に何だか肩身の狭い思いをしてしまいます。ペットを飼っている人がそんな風に感じないような制度を整備して欲しいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年7月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。