交通系Youtuberにも会えた:ツーリズムEXPO JAPAN 2025に行ってきた

9月27日 土曜日、旅行客でごった返す中部国際空港(セントレア)に来ました。以前はここから福岡の家に帰っていたのですが、今回は飛行機には乗りません。あるイベントに参加するためにここまでやってきたのです。

あるイベントとはこちら。ツーリズムEXPOジャパン 2025 愛知・中部北陸です。毎年行われる旅行の祭典で、世界中の国や国内の自治体、鉄道、航空会社や旅行会社などなど旅行業に携わる関係者が一堂に集まる大規模なイベントで、今回愛知県で初めて私の住む開催されることとなりました。

会場となるのはセントレアの目の前にある愛知県国際会議場。万博ほどではないですが、結構人がいます。旅行に対する関心の高さが窺えます。

館内のマップはこんな感じ。国内は北海道から沖縄まで各エリアごとにブースが分かれています。やはり地元、愛知、東海地方や北陸地方のブースが広めです。ホールE、Fは海外各国のブース、旅行会社各社のブースのエリアとなっていました。

それではいくつかのブースをご紹介しましょう。こちら愛知のイベントスペースでは名古屋市のゆるキャラ「はち丸」が新しい名古屋の旅「Wellnestyle Nagoya」を紹介。

名古屋の街角でサックスを吹く「サックス侍」さんのステージもありました。「ギター侍」じゃないですよ。残念!

地元といえば真の地元、常滑市は特産品「招き猫」をこれでもかと推していました。招き猫、外国人にも人気が高いようですね。

124 まねき猫の街に新たな息吹を感じる・常滑「やきものの散歩道」|ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
愛知県尾張地方には全国的に有名なやきものの町が複数あります。 北部を代表するのが瀬戸焼で有名な瀬戸市。その北には美濃焼の多治見市もある陶器の一大産地です。 一方、南部を代表するのが知多半島の中部にある常滑市。中部国際空港のあるこの町は常滑焼というやきもので有名。今は合併してLIXILという名になっている住宅設備メーカ...

推しといえば、滋賀県のブースは観光大使・西川貴教さんを前面に押し出して観光PR。県内の観光地よりも彼の方が目立ってしまっている感はありますが…(汗)。

全国各地の自治体が観光誘致に向けてのPRを行っています。こちらは奈良県の山中にある天川村。人口1000人余のとても小さな村ですが、近年、紅葉の美しい温泉地洞川温泉が脚光を浴びていて、インバウンドのオーバーツーリズム状態となっているようです。外国人の方ってどうやってそんな情報を集めるのでしょうね。日本人が世界の片田舎にわっと押し寄せることなんて絶対ないと思うんですが…

石川県のブースでは震災の被害に遭った輪島市が朝市の出張を行っていて、海産物などの販売を行っていました。朝市ほどの活気はないですがわたしも1つ購入しました。能登は数年前にドライブに行き、また、修学旅行でも訪ねた思い出の場所。いつかまた朝市が元の場所で開かれるようになったら訪ねたいと思います。

286 日本を代表する美しき棚田・能登白米千枚田|ミヤコカエデ(Miyako Kaede)
7月の中旬に能登をドライブしました。 旅のラストに訪れたのは、半島の北海岸、輪島市にある白米千枚田です。 「はくまい」ではなく「しろよね」と読みます。 日本全国に棚田はありますが、その中でも五本の指に入るくらいの有名な棚田で、日本農業遺産にも指定されています。 そんな有名な棚田ですので、そばにはしっかり道の駅がで...

全国各地のゆるキャラもブースに立って観光PRしています。みんな、名前を覚えていってね。

ゆるキャラの王者、くまモンが熊本県のブースでPR活動に「出勤」するときに遭遇しました。

さすが王者、イベントは御覧の人気ぶり。正面からはとても入り込めなかったので裏の他県のブースから撮影。子供たちも熊本は知らなくてもくまモンは知っている。恐るべし、くまモン。

さて、ゆるキャラよりも人気を博したのはこちらの方々。

交通系Youtuberの西園寺さんとZAKIさん。4日間の会期期間中、各ブースでイベントを行っていて引っ張りだこ状態です。こちらは今タイアップイベントを行っている航空会社スカイマークのブース。電車好きの子どもからお年を召した女性まで、鉄道オタクだけではない幅広い層の人気を博しています。

スカイマークとはフライトアテンダントとともに、セントレア(中部国際空港)からアクセスできる観光地をPRするイベントにも参加していました。面白おかしく話ができる二人。Youtubeで鍛えたトーク力が冴えわたります。

彼らは株式会社トラベーションとしてブースも出店しており、彼らの開発したアプリTravyのPR活動もしていました。Travyは登録した会員が知っている観光地を地図に落とし込んでPRすることで「まだ流行っていない観光地を誰よりも早く知ることができるアプリ」となっています。過去に自分が移動した距離を正確に把握することもできる旅好きにはたまらないアプリです。

西園寺さんとZAKIさん直々に粗品を配布。長蛇の列となりどのブースよりも集客をしていました。彼らはツーリズムExpo ジャパンで最も集客して場を盛り上げたとして賞を受け取っています。数多くいる交通系Youtuberの中でも別格の存在です。

Youtuberのひろきさんとかんのさんもいました。彼らはブースは持っていませんが、こちらの東京メトロのブースなど、協力してくれるブースを借りて営業活動をしていました。たくましい。え?真ん中の女性は誰かって?うふふ。

ツーリズムExpoでは国の内外を問わずさまざまな土地の食事を楽しめるのも魅力です。小腹が空いていたので食事を取ることにしました。

北海道帯広市名物の豚丼。これ、本当に大好きでデパートの北海道展とかあると必ず食べちゃうんですよね。甘辛いたれをまとった豚肉がこの上なくおいしいんです。

初めて参加したツーリズムExpo ジャパン。観光情報を仕入れることができるのはもちろん、各種イベントも食事、名産品の買い物も楽しめる旅好きにはたまらない旅の万博でした。わたしはここで向こう1年で行きたい旅行先の情報をゲットしてきました。

来年は2026年9月24日からの4日間、東京ビッグサイトで開催されることが決まっています。ぜひ足を運んでいただいてまだ知らない新たな旅先を見つけに来ていただきたいなと思います。


編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2025年9月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。