イラン戦争は混乱をきわめ、イスラエルはカタールの天然ガス基地を攻撃し、トランプ大統領がそれを非難する異例の展開になった。アメリカから非難されても、イスラエルが攻撃をやめないのはなぜだろうか。
ネタニヤフの発想の根源にあるのは、シオニズムである。これは「シオンの丘」(エルサレム)にユダヤ人の国家)をつくろうという運動だが、シオニズムという言葉ができたのは1890年で、近代のナショナリズムが生まれた時期である。
それまで神聖ローマ帝国など多様な民族の同居していた帝国から、それぞれの民族(ネーション)が19世紀に固有の領土をもって独立したが、ユダヤ人には領土がなかった。
ユダヤ人は迫害の歴史の中で、強烈な被害者意識で団結するようになり、迫害されるディアスポラ(漂流民)から脱却してネーション(民族=国家)をつくりたいという願望がシオニズムの原点だったが、それはパレスチナ人にとっては欧州の植民地支配の一環だった。
続きはアゴラサロンでどうぞ(初月無料)








コメント